【2026/10/15】日経平均3,318円安。「コアウィーブ・ショック」という知らない名前の事故に、私の口座が巻き込まれた

塩おむすびを両手で持つ人物の背後から、死神が封筒を差し出しているイラスト。背景ではサーバーの並ぶ倉庫が傾いている。コアウィーブ・ショックと追証を受けた一日を表現

私は今日まで、コアウィーブという会社を知らなかった。

その会社の社債が急落した。

そして日経平均が、3,318円下がった。

下げ幅は、なんと!!

歴代3位!!


知らない会社の借金の話で、私の口座から追証のお知らせが届いた。

一部を損切りして、ほっとしていた矢先である。

敵から逃げ切ったと思って振り返ったら、すぐ隣にいた。

ホラー映画で、だいたい最初にやられる人の動きだ。


目次

── 本日のまとめ(先に結論) ──

項目結論
日経平均64,425.95円(-3,318.34円/-4.90%)。下げ幅は過去3番目
TOPIX3,999.34(-97.44/-2.38%)。4,000ポイントを割り込む
日経半導体3,917(-454/-10.39%)
引き金米AIクラウド「コアウィーブ」の社債急落。AI投資の資金繰りに不安
TSMC7〜9月期の純利益は69%増で市場予想を上回る。それでも売られる流れは止まらず
私の口座日経レバとソフトバンクGが直撃。一部損切り後に追証
心境マジ最悪。でも退場はしていない

── 863円安で始まって、そのまま沈み続けた ──

指標終値前日比
日経平均64,425.95-3,318.34(-4.90%)
TOPIX3,999.34-97.44(-2.38%)
グロース250756.53-25.05(-3.21%)
日経半導体3,917-454(-10.39%)
日本国債10年2.895%─
韓国KOSPI5,554.23-454.59(-7.57%)
台湾加権46,969.87-1,655.96(-3.41%)

※15日17時35分時点のボード表示。

日経平均は863円安で始まった。

そこから戻る場面は、ほぼなかった。

ずるずる、ずるずる。

終値は3,318円安。

犯人ははっきりしている。

銘柄下落率
アドバンテスト-14.95%
ソフトバンクグループ-9.32%
東京エレクトロン-7.78%

この3銘柄だけで、日経平均を2,100円以上押し下げた。

3,318円のうち、3分の2がこの3人である。

そしてソフトバンクグループは、私の主力銘柄である。

日経平均を壊した3人のうち1人を、私は自分の財布で応援していた。

── コアウィーブ・ショックを、日常の言葉に超訳する ──

今日の主役は、コアウィーブ。

名前を聞いたのは、今日が初めてだ。

調べたことを、順番に書く。

1. コアウィーブは「AIのための貸し倉庫屋」

コアウィーブは、米国のクラウドサービス会社。

AI用の半導体を積んだデータセンターを作り、それをAI開発企業や大手クラウドに貸している。

「ネオクラウド」と呼ばれる業態の先駆けだ。

超訳すると、AI専用の貸し倉庫屋である。

倉庫の中身は、エヌビディアの高価な半導体。

その倉庫を建てるお金の多くを、借金でまかなっている。


2. その借金の「値段」が急に悪くなった

コアウィーブが発行している社債のひとつに、2032年に返す約束で、利率が年9%台後半のものがある。

この社債の利回りが、15%に達した。

社債の利回りが上がるというのは、社債の値段が下がるということ。

「この会社にお金を貸すのは危ないかもしれない」と思う人が増えた、というサインである。

年9%で借りている人の借用書が、市場では年15%の値打ちでしか売れなくなった。

借用書の買い手が、信用を値切っている。

コアウィーブの株価は、15%超下がった。

3. 今週ずっと出ていた「お金が続くか」問題の、最初の実例

今週、こんな発言が続いていた。

誰が何と言ったか(報道ベース)
インテルのリップブー・タンCEO今後の課題は資金と調達コスト、投資収益率
ブロードコムのホック・タンCEO最大の制約は資本かもしれない
ブラックロックのラリー・フィンクCEOキャリア50年で初めて、真の意味での資本不足を目の当たりにしている

みんな「お金が足りなくなるかもしれない」と言っていた。

そこに、実際にお金の調達で苦しそうな会社が出てきた。

心配が、ただの心配ではなくなった。

市場では「AI投資のボトルネックが、電力から資金調達へ変わってきている」という声も出ている。


4. 小さなほころびが、パニックになった

コアウィーブ1社の話としては、まだ小さなほころびだ。

そう指摘する専門家もいる。

ただ、AI・半導体株はもともと高いところにいた。

「ちょうどいい売り理由ができた」と、利益を確定する売りが一気に出た。

そこに14日の米CPIの上振れも重なった。

高いところに積み上がっていた期待が、小さな石ひとつで雪崩になった。

ゴールドラッシュで言えば、こうなる。

つるはしは売れている。


でも、つるはしを借金で大量に買って、掘る場所を貸していた業者の資金繰りが怪しくなった。

そのニュースで、町中がざわついた。

── TSMCは最高益。それでも、誰も喜ばなかった ──

今日は台湾のTSMCも決算を出した。

項目内容
7〜9月期の純利益7,631億台湾ドル(前年同期比69%増)
市場予想7,463億台湾ドル(上回った)
位置づけ6四半期連続の過去最高益

AI需要で、過去最高。

予想も上回った。

決算は、悪くなかった。

むしろ、かなり良い。

でも今日は、それで買われる空気ではなかった。


昨日のASMLも、過去最高だった。

今日のTSMCも、過去最高だった。

半導体を作る側は、2日続けて100点を取った。

市場が心配しているのは、作る側ではない。

お金を払う側が、払い続けられるかどうかだ。

その答えは、10月末に出る大手クラウド各社の決算まで持ち越しになる。

「潮目が変わるとしたら、そこだろう。それまでは調整が続いてもおかしくない」という声も出ている。

── 全面安ではなかった。逃げたお金は、内需へ ──

今日も、全部が下がったわけではない。

東証プライムでは、3割強の銘柄が値上がりした。

小売りや医薬品といった、内需・ディフェンシブ株が逆行高。

「株式市場からお金が抜けているのではない。バリュー株やディフェンシブ株に避難している」という見方もある。

お金は消えていない。

引っ越しただけである。

そして私の持ち株は、引っ越し元に集中していた。

── 日経レバとソフトバンクG:保有数の多い順に、やられた ──

私の口座で、持っている数が多い銘柄。

日経レバ。

ソフトバンクグループ。

この2つが、今日いちばん下がった種類の銘柄だった。

日経平均が4.90%下がれば、日経レバはその約2倍動く。

ソフトバンクグループは9.32%安。

保有数が多い順に、きれいに殴られた。


朝は、一部を損切りした。

これで少しは安全になった、と思った。

そこへ、死神から追証のお知らせ。

いまは、お金をかき集めることで頭がいっぱいである。

明日も暴落レベルなら、さらに損切りが必要になる。

13日と14日の記事に、「どこまで下がったら損切りするか、決めておく」と書いた。

決める前に、相場が決めてくれた。

── 今年をひとことで言うと、コールド負け ──

今年の前半は、調子がよかった。

途中で事故って、大きな損失を出した。

年末に向けて、逆転満塁ホームランを狙っていた。

結果。

ノーヒット。

完全試合を食らった。

しかもコールド負け。

野球の負け方を、ひと通り体験した。

マジで最悪である。

気分が悪い。

明日からは、塩おむすびで我慢する。

具がない。

今の私の口座と同じである。


ただ、ひとつだけ自分に言い聞かせておく。

命までは取られていない。

相場から退場したわけではない。

コールド負けでも、次の試合はある。

仕切り直しである。

── 明日に向けて ──

15日夕方の時点で、日経先物(ミニ)は64,580円で125円安。

米国株の取引は、これからである。

コアウィーブの社債がさらに売られるのか、落ち着くのか。

明日の東京は、それ次第になる。

私にできるのは、入金と損切りの段取りを決めておくこと。

そして、塩おむすびを握ることである。


※本記事は私個人の投資記録であり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。数値は記事作成時点で確認したものです。相場の見方はあくまで個人の印象であり、投資の最終判断は、各自の責任で行うものです。

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