【2026/9/18】日銀が31年ぶりの1.25%へ利上げ。それでも日経は882円高、でもTOPIXはマイナスだった

大きく上昇した後に押し戻され、上ヒゲをつけたチャートを見つめる個人投資家のイメージ

日本の投資家にとっての大イベント、日銀の金融政策決定会合がありました。

結果は0.25%の利上げ。政策金利は1.25%になりました。

31年ぶりの高い水準です。

私は正直、暴落を覚悟していました。

余力はありましたが、利上げで大きく下げたら嫌だと思い、今日も何もせずに一日を過ごしています。



ところが結果は・・・、日経平均882円高。

午後には上げ幅が一時1,300円まで広がりました。

また予想が外れたわけですが、数字をよく見ると、単純に「利上げでも上がった」という話ではありませんでした。

TOPIXは、マイナスで終わっているのです。

目次

── 本日のまとめ(先に結論) ──

項目内容
日銀の決定政策金利を0.25%引き上げ、1.25%に。31年ぶりの高水準
日経平均(本日終値)65,018.95円(前日比 +882.70円・+1.38%)。一時1,300円高
TOPIX4,091.14(-3.05・-0.07%)とマイナス
上昇の主役AI・半導体。日経半導体指数は5.41%高
材料エヌビディアとアームのCEO発言、中東の緊張緩和期待
日本の長期金利2.984%へ低下。利上げしたのに下がった
私の売買なし。余力はあったが動かず
追証通知なし
SBG一時5%高まで上げるも、上ヒゲをつけて終了

── なぜ利上げしたのに上がったのか ──

スーツを着ている男性が怪訝な表情で考えているイラスト。

まずはここからです。

日銀は市場予想通り、政策金利を0.25%引き上げて1.25%としました。

午前中の日経平均は6万4,000円台で推移していましたが、結果発表後に午後の取引が始まると上げ幅を一時1,300円まで広げ、9月10日以来6営業日ぶりに6万5,000円台を回復しています。

利上げの発表で、むしろ買われたわけです。

1.25%は、まだブレーキではない

理由として挙げられていたのが、金利の水準そのものでした。

専門家は、利上げといっても金融引き締めではなく、まだ金融緩和の正常化の範囲内と受け止められる、日本株を下押しする要因にはならない、と説明しています。


根拠になるのが中立金利という考え方です。

景気を熱しも冷ましもしない、ちょうど中間の金利水準のことを指します。

日銀はこの中立金利の推計レンジを1.1〜2.5%としています。

金利の水準意味
1.1%未満景気を温める側(緩和的)
1.1〜2.5%中立。今回の1.25%はこの下限にようやく入ったところ
2.5%超景気を冷ます側(引き締め的)

つまり1.25%は、ようやく「アクセルを緩めた」段階であって、ブレーキを踏んだわけではない。

そういう受け止めだったようです。


利上げしたのに、長期金利は下がった

昨日の記事で書いた「ビハインド・ザ・カーブ」の話が、日本でもそのまま起きました。

対応が遅れて、後から大幅な利上げを迫られる。

それが一番怖い。


専門家からも、追加利上げの可能性を示唆すればビハインド・ザ・カーブへの懸念の払拭につながり、長期金利の低下を通じて日本株には追い風だ、との指摘が出ていました。

実際、今日の日本国債10年の利回りは2.984%へ低下しています。

利上げしたのに、長期金利は下がった。

先が読めるようになると、かえって金利は落ち着く。

FOMCのときとまったく同じ形でした。


日米欧がそろった

もう一つ大きかったのが、タイミングです。

16日にFRBが利上げ。

欧州中央銀行(ECB)も10日に6月以来となる利上げを決めていました。

そこに18日の日銀が加わり、日米欧の中央銀行がそろってインフレ抑制に動いた形になります。

世界の金利上昇に歯止めがかかれば、投資環境は大きく好転する。

そういう見方が広がったそうです。

── ただし、TOPIXはマイナスでした ──

ここからが今日の本題です。

「利上げでも日本株は上がった」と言いたくなりますが、数字を並べると様子が違います。

指数終値前日比
日経平均65,018.95+882.70(+1.38%)
TOPIX4,091.14-3.05(-0.07%)
日経半導体4,289+220(+5.41%)
グロース250808.98+19.63(+2.49%)

幅広い銘柄を含むTOPIXは、わずかですがマイナスです。

一方で日経半導体指数は5.41%高。

つまり今日の882円高は、株価の高いAI・半導体株が指数を押し上げた結果だということになります。

先週、SBG1銘柄で日経平均が569円下がった日がありました。あれの逆です。

そのときの記録はこちら↓

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AI・半導体が動いた本当の理由

では、なぜAI・半導体が買われたのか。

これが利上げとは関係のないところから来ていました。

材料内容
エヌビディアCEOの発言来年、今年の2倍の半導体を売ると見込んでいると発言。株価は2%あまり上昇
アームCEOの発言自社開発のAI向けCPUの売上目標の達成に、より確信を持てるようになったと発言。17日に8%高
中東の緊張緩和期待トランプ大統領が22日の国連総会にあわせ、湾岸諸国の指導者とイランへの対応を協議する見通しと伝わる

アームはSBGが傘下に持つ会社です。

そのアームのトップが強気の発言をして8%高。


これが18日の東京市場に波及して、SBGは一時5%高、アドバンテストは8%高となりました。

原油も動きました。中東の緊張緩和への期待から、ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに節目の100ドルを下回る場面があったそうです。

先週まで相場を苦しめていた原油高が、いったん引いた形です。

整理すると、今日の上昇はこういう構図でした。

利上げが悪材料にならなかった。そこにAI関連の強い材料が重なった。

「利上げが良かったから上がった」のではなく、「利上げが邪魔をしなかった」というのが正確なところだと思います。

── SBGの上ヒゲが気になる ──

さて、私のコア銘柄であるSBGです。

アームのCEO発言を受けて、一時5%高まで上昇しました。

これは大きく上がるぞと思って見ていたのですが、結局は上ヒゲをつけて終わってしまいました。

上ヒゲというのは、いったん高いところまで上がったものの、そこから押し戻されて終わったときにチャートに残る線のことです。


買いたい人より、売りたい人の方が強かった証拠でもあります。

材料としては十分すぎるほど良かったのに、その水準を維持できなかった。

あくまで相場観としてですが、AI関連に対する慎重な見方は、まだ消えていないのだと思います。

戻ってきた分はありがたいのですが、素直には喜べない終わり方でした。

── 今日も何もしませんでした ──

私の売買は、今日もゼロです。

実は今日、余力はありました。

買おうと思えば買えた。

でも、利上げの発表で大きく下落したら嫌だと思い、結局は動きませんでした。

結果だけ見れば、午後から1,300円高まで上げたわけですから、買っておけば良かったということになります。


正直、少し悔しい。

ただ、これが逆だったらどうだったか。

利上げで急落していたら、私は追証の瀬戸際から一気に転落していたはずです。

取れなかった利益より、避けられた損失の方を見るようにしています。

今週は結局、山岡家の100株以外は何も動かしませんでした。

山岡家は100株のまま様子見

ラーメンのイラスト

その山岡家は、今日もさらに上昇しています。

昨日100株だけ打診買いしておいて良かった、と思える展開です。


山岡家の日足チャート
山岡家日足チャート

ただ、追加購入はしません。

過去のチャートを見返すと、長期線で大きく反発して、その後に急落するパターンがあるからです。

今がまさにその形に見えます。

上がっている今こそ買い増したくなりますが、そこで飛びついて痛い目を見たのが、つい先週の話です。

100株だけで様子を見ます。

山岡家を打診買いした日の記録はこちら↓

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── まとめ ──

今週は、FOMCと日銀という2つの山を越えました。

どちらも利上げ。それなのに、どちらも株は上がりました。

今週学んだのは、市場が嫌うのは利上げそのものではなく、先が見えないことだという一点です。

ただ、今日の882円高の中身はAI・半導体に偏っていて、TOPIXはマイナスでした。


相場全体が強くなったと考えるのは、まだ早いんだと思います。

SBGの上ヒゲが、それを物語っている気がします。

来週はトランプ大統領の国連総会での演説や、中国の習近平国家主席の訪米が控えています。


方向感のない相場が続きそうだ、との声も出ていました。

私は今週、ほとんど何もできませんでした。

でも追証を食らわずに週末を迎えられたので、今週はそれで十分だと思っています。


※本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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