私は6日の朝、こう書いた。
「日経レバは、買わずに我慢したい」
その日のうちに、40株買った。
金額にして313万円。
我慢、半日もたなかった。
そして日経平均は737円上がり、終値で7万円台に戻った。
売ったものが上がり続けるのを見るのは、わりとつらい。
── 10月6日のまとめ(先に結論) ──
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 日経平均 | 70,683.98円(+737.12円/+1.05%)。終値の7万円台は7月1日以来 |
| 朝の予想 | 「上げても限定的」→ 結果は737円高。方向は合って、幅を外した |
| 売買 | 日経レバ(1570)を信用で40株買い、大王製紙(3880)を現物で100株買い |
| 実現損益 | なし(この日は買いのみ) |
| 心境 | そっ、そのうち下がるはず(汗) |
| 米国株(6日) | ダウ4日続伸。ナスダックとS&P500は最高値を更新 |
── 日経平均、3カ月ぶりに7万円台へ帰ってきた ──
6日の日本株は続伸。
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 70,683.98 | +737.12(+1.05%) |
| TOPIX | 4,183.56 | +38.34(+0.92%) |
| グロース250 | 823.71 | +11.47(+1.41%) |
| 日本国債10年 | 3.093% | ─ |
終値で7万円台に乗るのは、7月1日以来。
史上最高値は6月25日の72,366円なので、あと1,682円ほどの距離まで来た。
この日の値動きは、朝だけ見ると地味だった。
寄り付きは小幅高。
直後にいったんマイナスに沈んだ。
私の「上げても限定的」という予想、朝9時台だけは完璧だった。
そこから737円高まで持っていかれた。
予想というのは、当たっている時間帯だけ切り取れば、だいたい当たる。
買われたのは半導体だけではない。
東証プライムの値上がり銘柄は1,153。
値下がりは349。
全体の7割が上がった。
アドバンテストは6日続伸で、連日の上場来高値。
フジクラも大きく上げた。
声のデカい銘柄だけで盛り上がった日ではなく、わりと全員参加の上昇だった。
── 「夏とは違う」と「熱すぎる」が同時に聞こえる ──

報道を読むと、市場の声は2つに割れている。
ひとつは、今回の上昇には裏付けがあるという見方。
6月に最高値をつけ、7月に大きく下げ、決算を確認してから戻ってきた。
勢いだけで上がった夏とは中身が違う、という話である。
もうひとつは、さすがに熱いという見方。
| 指標 | 水準 | 超訳 |
|---|---|---|
| 25日移動平均線からの上方乖離率 | 7.3%(6月25日以来の水準) | ここ1カ月の平均より、だいぶ先走っている |
| ボリンジャーバンド | +2.5σを上回った | 「いつもの値動きの範囲」からはみ出ている |
| プット・コール・レシオ | 2台の高水準 | 下がるほうに保険をかけている人が多い |
強気の人と、こっそり保険に入っている人が、同じ相場にいる。
バラ色ではない、ということだけは確かである。
今週後半からは決算発表が本格化する。
期待で先に買われたぶん、答え合わせはそこで行われる。
── 朝の私「我慢する」。昼の私「買いました」 ──
6日の売買は次のとおり。
| 銘柄 | 取引 | 数量 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| 日経レバ(1570) | 信用新規買(PTS) | 20株 | 78,310円 | 1,566,200円 |
| 日経レバ(1570) | 信用新規買(東証) | 20株 | 78,330円 | 1,566,600円 |
| 大王製紙(3880) | 現物買 | 100株 | 955円 | 95,500円 |
日経レバは合計40株、3,132,800円。
売りはなし。
実現損益もなし。
前日の5日、私は日経レバをほとんど売った。
現物26株と、信用210株。
そのあと「淡い期待」で30株だけ買い戻した。
そして6日に、さらに40株。
買い戻しは合計70株になった。
勢いよく売った人間が、後ろ髪を引かれて、ちょっとずつ買い直している。
別れた相手のSNSを見にいく人と、やっていることが同じである。
大王製紙は100株、9万5,500円。
313万円の横に並べると、おまけ感がすごい。



── 売る理由も買う理由も、同じボリンジャーバンドだった ──
買ったのには、いちおう理由がある。
「バンドウォーク」の可能性だ。
ボリンジャーバンドは、株価の「いつもの値動きの範囲」を帯で示したもの。
帯のいちばん外側が±3σで、統計上はほとんどの値動きがこの内側に収まる。
だから私は、+3σにぶつかったら売ると決めている。
5日に売ったのも、それが理由だった。
ところが、強い相場ではたまに別のことが起きる。
株価が帯の上の端に沿ったまま、帯ごと上に伸びていく。
これがバンドウォーク。
ぶつかって跳ね返る壁だと思っていたら、動く歩道だった、というやつである。
+3σにはぶつからず、きれいに歩いていく気がしてならない。
だから買った。
ここで、自分に正直に書いておく。
5日は「ボリンジャーバンドを根拠に売り」。
6日は「ボリンジャーバンドを根拠に買い」。
同じ道具から、1日で逆の結論を出している。
しかも買った根拠の中身は「気がしてならない」である。
それは理由ではなく、気分だ。
5日に買い戻した30株が、6日の上昇で正解になった。
それで気が大きくなった、というのが実態に近い。
私の経験則では、+3σにぶつかった3日後には下がっていることが多い。
5日から数えて3営業日後は、8日。
売りが正しかったのか、買い戻しが正しかったのか。
答え合わせはそこでやる。
どちらに転んでも、半分は当たって半分は外れる持ち方になっている。
これを世間では「迷っている」と言う。
── 米国株:ダウ4日続伸、ナスダックとS&P500は最高値 ──
6日の米国株(日本時間では7日の朝)も上がった。
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ダウ平均 | 51,521.28 | +253.38(+0.49%) |
| ナスダック総合 | 27,599.89 | +122.58(+0.45%) |
| S&P500 | 7,818.93 | +44.98(+0.58%) |
| 半導体指数(SOX) | 13,217.82 | +45.09(+0.34%) |
| 恐怖指数(VIX) | 15.02 | -3.28% |
| 米国債10年 | 5.286% | ─ |
| ドル円 | 158.177円 | ─ |
| 日経先物 | 70,945 | +205(+0.29%) |
※7日7時47分時点のボード表示。
ダウは4日続伸。
ナスダックは5日続伸で、連日の最高値。
S&P500も、8月13日につけた最高値を更新した。
背景は金利と原油。
米長期金利は一時5.25%まで下がった。
原油先物(WTI)は、中東からの輸出が戻っているとの見方から、一時86ドル台まで下げる場面があった。
金利が下がると、株の割高感がやわらぐ。
そこにAI関連の材料が重なった。
AMDは、CEOが2027年の大幅な増産計画に触れたと伝わって上昇。
マーベル・テクノロジーは、市場予想を上回る中期目標を出して上昇。
コンステレーション・エナジーは、グーグルに20年間電力を売る契約を発表して急伸した。
AIは、半導体だけでなく電気も大量に食べる。
日経先物は70,945円で、205円高。
いまのところ、6日に買った40株は裏目に出ていない。
いまのところ、である。
── 余談:ちいかわが道徳の教科書だった ──






最近のちいかわが、道徳的すぎる。
シーサーが、お酒の資格の勉強と、ラーメン屋「郎」のバイトを両立している。
それが、だいぶしんどいらしい。
そんなとき、星を助けたら願いをかなえてくれた。
お酒の免許が、空からあっさり降ってきた。
でも、それは正規の手順で取ったものではない。
まじめなシーサーは、素直に受け取れない。
ただ、受け取れば勉強をしなくて済む。
バイトに専念できるし、ミスも減る。
その葛藤のなかで、酒飲みのくりまんじゅうに会う。
もらった助言が「自分を肝臓だと思いなさい」。
肝臓には休肝日がいる。
だから、いったん休みなさい、という意味だと私は受け取った。
深い。
酒飲みにしか出せない深さである。
で、空から降ってきた免許はどうするのか。
そこがまだ分からない。
続きが気になって仕方がない。
読み物として、おもしろすぎる。
読みながら、少しだけ自分の口座のことを考えた。
5日に買い戻した30株が上がったのは、実力か。
それとも、空から降ってきただけか。
たぶん後者である。
そして肝臓は休む。
私は休まず、40株買った。
シーサーのほうが、よほどちゃんとしている。
── 7日以降に向けて:下がってほしいのか、上がってほしいのか ──
心境をひとことで言うと、こうなる。
そっ、そのうち日経レバは下がるはず(汗)。
売った236株ぶんの私は、下がってほしい。
買い戻した70株ぶんの私は、上がってほしい。
私の中で、利害が対立している。
今週の注目は2つ。
ひとつは、後半から本格化する決算発表。
もうひとつは、8日の答え合わせ。
次に+3σにぶつかったとき、売るのか、歩道に乗り続けるのか。
それくらいは、ぶつかる前に決めておきたい。
※本記事は私個人の投資記録であり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。数値は記事作成時点で確認したものです。相場の見方はあくまで個人の印象であり、投資の最終判断は、各自の責任で行うものです。


