7月21日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反発しました。
終値は前週末比2,091円高(+3.26%)の6万6,232円で、この日の高値引けです。
歴代5位の下げ幅を記録した前週末から一転、AI・半導体株を中心に自律反発狙いの買いが入りました。
先週は歴史的な暴落と追証で、正直かなり消耗しました。
その反動もあってか、今日の大反発は本当にホッとする一日でした。
今日は静観が正解だったこと、NTTを利確したこと、そして最後に「髪も乾かさず追証のために走った」という、間抜けなオチまで、正直に書いていきます。
中国AIショックが「一服」した理由
今日の反発の最大の要因は、先週世界の市場を揺るがした「中国AIショック」が、いったん一服したことです。
震源だったのは、中国のAI新興、月之暗面(ムーンショットAI)でした。
先週、同社の新モデル「Kimi K3」が性能面で米国のAIに肉薄し、米AI各社の優位性を脅かすとの警戒感が、関連銘柄の売りに拍車をかけたのです。
ところが、その月之暗面が19日夜に「新規利用の受け付けを停止する」と発表しました。
理由は、利用が急増しすぎて、処理に必要な計算リソースが不足しているというもの。
皮肉な話ですが、これが逆に「中国AIの急速な普及は(リソースの制約で)避けられる」という見方につながり、買い戻しを誘いました。
UBS証券の安井健二アナリストは、計算能力の面で「米国と中国の間には保有量に圧倒的な格差がある」と指摘しています。
中国側の演算量はすぐに飽和する可能性があり、中国企業にとっても西側の先端半導体は欠かせない。
そのため「半導体需要は大きく後退せず、株価はいったん調整してもすぐに戻る」との見方が、買い安心感につながったようです。
先週末に急落したAI・半導体株の戻りが顕著でした。
17日にストップ安まで売られたキオクシアが17%高、私のコア銘柄であるソフトバンクグループ(SBG)が6%高、アドバンテストも8%高。半導体指数SOXは+4.39%、日経の恐怖指数(日経VI)は▲10.28%と急低下し、先週のリスクオフ一色から空気が一変しました。
ただし、楽観はまだできない
とはいえ、これで全部解決、と喜ぶのは早いようです。
記事には慎重な声も紹介されていました。
ゴールドマン・サックスによると、ヘッジファンドは過去8週間のうち6週で米ハイテク株を売り越したとのこと。
その売り越し規模は、集計開始以降で最大だった2024年夏と同水準だそうです。
ゴールドマンは「一部では投げ売りの兆候も見え始めている」と指摘しています。
米中のAI開発競争が激化するとの懸念もくすぶったままで、不安定な相場展開は続きそう、という見立てです。
つまり、今日の大反発が本物の底打ちなのか、それとも単なる自律反発(下げすぎた反動の一時的な戻り)なのかは、まだ見極めが必要です。
ここは冷静に見ておきたいところです。
今日の私の立ち回り――静観とNTTの利確
今日の私は、コア銘柄については「何もしない」を選びました。
SBGと日経レバ(1570)は、売買せずに静観しました。
先週の追証局面で焦って動くのではなく、じっと持っていたことで、SBG6%高・日経レバの反発の恩恵をそのまま受けられました。
追証で追い詰められているときほど、動きたくなるものですが、今日に関しては「動かない」判断が正解でした。
一方、NTT(9432)は、値動きのパターン的に一旦下落しそうだと判断し、持ち株のほとんど(14,000株)を151.9円で売却しました。

チャートを見ると、NTTは直近で145円付近から151円台まで戻し、短期移動平均を上回ってRSIもやや過熱圏に入っていました。
「ここで一旦下げる」という自分の読みに従って、戻ったところで利確した形です。
| 銘柄(コード) | 取引 | 内容 |
|---|---|---|
| ソフトバンクG(9984) | 静観 | 売買なし。6%高の反発を享受 |
| 日経レバ(1570) | 静観 | 売買なし。反発を享受 |
| NTT(9432) | 売却 | 14,000株 @151.9円(パターン的な下落を予想) |
| ヤクルト(2267) | 売却 | 200株 @2,794.1円 |
| 山岡家(3399) | 買い | 200株 @3,630円 |



【本日のオチ】髪も乾かさず、追証のためにダッシュした話
ここからは、我ながら情けない、でも正直に書き残しておきたい話です。
今日の当初の追証は、511,160円でした。



「なるべく今日中にSBI証券に振り込まないと」と、頭の片隅ではずっと思っていました。
私の入金経路は少し手間がかかり、セブン銀行のATMで地方銀行から一旦下ろして、楽天銀行に預け入れをする必要があります。
ところが、相場を見たり色々しているうちに、すっかり忘れてしまっていました。
思い出したのは、22時頃。お風呂上がりに「下ろさないと!」とハッと気づき、髪も乾かさないまま、慌ててセブン銀行にダッシュしました。
夜道を全力疾走です。
無事に52万円を下ろして楽天銀行に入金し、「あとは自宅に帰ってスマホでSBIに入金するだけだ」と。
急いで帰宅して、スマホで追証の金額を確認しました。
すると、表示されていた不足額は――2万7,078円。



……51万円ではなく、2万7千円。
髪も乾かさず、焦って夜道を走ったのは、一体何だったのか。
がっくりと脱力しました。
なぜこんなに減っていたのか。
おそらく、今日NTTを現物売却したことで、その売却代金が保証金に反映され、時間差で不足額が大幅に圧縮されたのだと思います。
つまり、当初51万円あった追証の大部分は、日中の現物売却によって自然に解消されていたのです。
髪を乾かさず走ったのは骨折り損でしたが、冷静に考えれば、払うべき額が51万円から2万7千円に激減したわけで、損をしたわけではありません。
むしろ良いことです。
がっかりはしましたが、減額されたのだから、よしとします。
教訓としては、追証の入金前に、その日の売却が不足額にどう反映されるかを確認してから動くべきだった、ということですね。
夜道を走る前に、スマホを見ればよかったのです。
まとめ
先週の歴史的暴落から一転、今日は日経2,091円高の大反発。
中国AIショックが一服し、コア銘柄を静観したことで反発をしっかり享受できました。
NTTはパターン読みで利確、追証も現物売却で自然に圧縮。バタバタはしましたが、トータルでは良い一日だったと思います。
そして今、この記事を書いている23時46分現在、時間外の日経先物は爆上げ(+4%超)となっています。これで追証の心配もほぼ消えて、ようやく安心して眠れそうです。
先週の消耗が嘘のような、久しぶりに肩の力が抜ける夜になりました。
もっとも、ゴールドマンが指摘するように投げ売りの兆候や過熱警戒の声は残っています。
今日の反発が本物かどうかは、まだこれから。油断せず、明日以降も欲張らずに淡々と見ていきます。
※本記事は個人の投資記録・感想であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。








