朝方は下げ幅が一時950円を超え、「今日はダメな日だな」と覚悟した一日でした。
ところが大引け直前に先物への買いが入り、終わってみればその日の一番高いところで引ける展開に。
ただ、その裏では中東情勢の悪化で原油が急上昇し、金利もじわじわ上がっています。
この記事では、下げから切り返した一日の中身と、山岡家の損切り、そして翌朝のボードで見えた「原油100ドル超え」の不安を記録します。
本日のまとめ(先に結論)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日経平均(本日終値) | 65,270.95円(前日比 +128.17円・+0.20%) |
| 相場の流れ | 一時950円超安から、大引け直前に上昇へ転じて高値引け |
| けん引役 | TSMCの好調な月次売上を受けた半導体株。アドテスト1銘柄で指数を約260円押し上げ |
| 重し | 中東情勢の悪化による原油高と、金利の上昇 |
| 私の売買 | 山岡家を損切り/楽天グループを信用で新規買い |
| 実現損益 | SBI証券 -58,538円(山岡家の損切り・税引前) |
| 翌朝の注意点 | 原油が100ドル超え、夜間の日経平均先物は1,243円安 |
本日の相場:一時950円安から「高値引け」
前日9日の日経平均は126円安の6万5,142円で、続落していました。
原油高に加えて、日銀の利上げが早まるのではという見方が重しになった日です。
10日も、朝から売りが優勢でした。
前日の米国市場でダウが405ドル安と下げ、原油高と長期金利の上昇が嫌われた流れを引き継いだ形です。
午前中は東京エレクトロンやフジクラといったAI・半導体の主力株が下げ、私のコア銘柄であるソフトバンクグループ(SBG)も値下がりした銘柄の中に名前がありました。
流れが変わったのは午後です。
14時半ごろ、台湾の半導体大手TSMCが8月の売上高を発表し、前年の同じ月と比べて53.3%増、32カ月連続で前年を上回る好調ぶりでした。
これをきっかけに、アドバンテストやキオクシアなど半導体株の一角に買いが入りました。
半導体株の比率が高い韓国KOSPIが底堅かったことも支えになったようです。
最後は、海外の短期筋とみられる日経平均先物への買いが続き、大引け直前にプラスへ。
その日の一番高いところで取引を終えました。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 65,270.95 | +128.17(+0.20%) |
| TOPIX | 4,054.58 | +7.94(+0.20%) |
| 日経半導体 | 4,405 | +51(+1.17%) |
| グロース250 | 782.24 | -1.52(-0.19%) |
ただ、中身を見ると手放しでは喜べません。
報道によると、アドバンテスト1銘柄だけで日経平均を約260円押し上げたとされています。
東証プライムでは、値上がりした銘柄が723に対して、値下がりした銘柄が783。
日経平均はプラスでも、下がった銘柄の方が多かったわけです。
前回の日記で書いた「日経は上がるのに持ち株が上がらない」現象が、規模は小さいながら今日も起きていた気がします。
前回の日記はこちら↓

本日の売買と判断
今日は2つの取引をしました。



山岡家(3399)は損切り。
信用で持っていた500株を、4,000.8円で返済売りしました。
結果は58,538円のマイナスです。
前回7日は珍しく強い動きだったのでホールドしましたが、今日の値動きを見て、いったん天井をつけたと判断しました。
実は山岡家では、同じ失敗を何度もくり返してきました。



株価が下がったあとに少し戻して、チャートに短い下ヒゲ(いったん下げてから値を戻した跡)が出ると、「やっぱり上がるかも」と思って買ってしまう。
ところが、そこから結局ずるずる下げていく。
このパターンで何度も痛い目を見ているので、今回は迷わず、きれいさっぱり損切りしました。
損失は痛いですが、期待だけで持ち続けて傷口を広げるよりはいい判断だったと思っています。
楽天グループ(4755)は信用で新規買い。
こちらは100株だけ、721.4円で信用の新規買いを入れました。
9月は追証を何度も経験しているので、あくまで小さな金額にとどめています。
| 証券会社 | 銘柄 | 取引 | 実現損益 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 山岡家(3399) | 信用・返済売り 500株 @4,000.8円 | -58,538円(税引前) |
| SBI証券 | 楽天グループ(4755) | 信用・新規買い 100株 @721.4円 | ―(新規買いのため損益なし) |
実現損益は、私のルール通り、売買した証券会社ごとに記載しています。
今日の取引はSBI証券だけでした。
損失が出た日も、隠さずそのまま記録しておきます。
翌朝のボードで見えた「原油100ドル超え」
この記事を書いている翌朝、9月11日7時36分の相場ボードを見て、思わず手が止まりました。
原油が大きく上がり、夜間の日経平均先物は1,243円安になっていたからです。
| 指標(9/11 7:36時点) | 数値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 原油(24時間取引の指標) | 101.015ドル | +5.96% |
| 米国債10年の金利 | 4.961% | 上昇 |
| 日本国債10年の金利 | 2.923% | 上昇 |
| 日経平均先物(夜間) | 64,028円 | -1,243円(-1.90%) |
| 米国の半導体株指数(SOX) | 11,614 | -2.66% |
| 恐怖指数(VIX) | 17.85 | +8.38% |
| ドル円 | 154.41円 | +0.71%(円安) |
| ゴールド(金) | 4,320ドル | -1.91% |
10日の米国市場では、ダウが316ドル安と4日続落しました。
原油先物は一時7%あまり上がり、1バレル103ドル台と5月以来の高値を付けています。
報道で伝えられている背景は、次のようなものです。
イエメンの親イラン武装組織フーシがイエメンの港湾都市を掌握したとロイター通信が報じ、前日にはトランプ大統領が、イランとの戦闘の終わりは11月の米中間選挙の後になるとの見通しを示していました。
イランが地下施設で弾道ミサイルの生産を再開したという報道もありました。
私は政治や軍事の先行きは読めないので、ここは事実だけを押さえるようにしています。
そのうえで、あくまで相場観としては「戦闘が長引くかもしれない」という見方が広がり、原油が高止まりしやすい状況だと受け止めています。
もう一つの重しが金利です。
10日発表の米8月の卸売物価(企業どうしの取引価格)は前年同月比5.4%上昇と、予想の5.3%を上回りました。
物価の上昇がなかなか収まらないと受け止められ、米国の長期金利は一時4.95%と、2023年10月以来の高さになっています。
日本の長期金利も10日に2.9%を超え、節目の3%が近づいてきました。
原油が上がる → 物価が上がりやすくなる → 金利が上がる → 株が重くなる。
今の相場は、この流れがつながってしまっている印象です。
正直に言うと、一番気になるのはSBGです。
米国の半導体株指数が2.66%下げていて、信用取引の比率が高い私のSBGには逆風。
9月は追証を何度も経験しているだけに、今日の寄り付きは少し怖いです。
9月3日の追証の記録はこちら↓



ほったらかし投資の方でも、金と全世界株式(オルカン)がそろって下がっています。
ただ、どちらも積み立てなので、下がった時は同じ金額で多く買えると考えるようにしています。
これから:SQ・米物価指標・中銀ウィーク
ここから来週にかけては、値動きが荒くなりやすいイベントが続きます。
| 日時 | イベント | ポイント |
|---|---|---|
| 9/11(金)朝 | メジャーSQ | 3カ月に1度、先物やオプションの取引を清算する日。寄り付きが荒れやすい |
| 9/11(金)21時30分 | 米8月の消費者物価指数 | 物価の伸びが強ければ、金利がさらに上がる可能性 |
| 9/15(火)〜16(水) | アメリカの金融政策を決める会議(FOMC) | アメリカの政策金利の行方 |
| 9/17(木)〜18(金) | 日銀の金融政策決定会合 | 利上げの観測が強まっていると報じられている |
ちなみに、株の世界には「5月に売って、セントレジャーデーまで戻ってくるな」という格言があるそうです。
セントレジャーステークスはイギリスの伝統ある競馬レースで、夏休みを終えた欧米の投資家が相場に戻ってくる目安とされてきました。
今年は9月12日の開催で、10日午後の切り返しは、この格言を先取りしたような動きだという見方もあるようです。
本音を言えば、このまま夏休み明けの投資家が戻ってきて、相場が上向いてほしいところです。
ただ、今年は中東情勢と金利がそれを簡単には許してくれそうにありません。
10日のように朝大きく下げてから切り返す日もあるので、寄り付きで慌てて売らないこと。
楽天を買ったばかりではありますが、しばらくは信用取引の買いを増やさないこと。
そして山岡家の反省から、少し下ヒゲが出たくらいで「上がるかも」と飛びつかないこと。
この3つを自分に言い聞かせて、今日のSQと今夜の物価指標を迎えます。
※本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。投資は自己責任でお願いします。







