今日も朝から、追証の通知が来るのではないかとビクビクしながらザラ場に挑みました。
昨日のSBGは一時13%安。
米国の半導体株指数も5.86%下げていて、今日はさらに下がると覚悟していたのです。
ところが、そんな私の気持ちとは裏腹に、SBGは昨日の下げを取り戻すかのような勢いで上昇しました。
終値は7.54%高。
しかも調べてみると、上昇の理由は「AI懸念の見直し」だけではありませんでした。
もっと地味で、もっと大きな理由が裏にありました。
本日のまとめ(先に結論)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日経平均(本日終値) | 63,484.10円(前日比 -8.89円)。3日続落だが、下げ幅はたった8円 |
| 一日の流れ | 前場は600円超高→後場に失速→大引けにかけて下落 |
| SBG | 6,279円(+440円・+7.54%)と急反発 |
| 上昇の理由 | ①押し目買い ②融資枠の借り換え完了 ③子会社SBエナジーの上場計画 |
| 失速の犯人 | 金利。米10年債が5%台、日本の10年債も3%台に |
| 私の売買 | なし。山岡家も我慢 |
| 追証 | 今日も通知なし |
SBGが7.5%も上がった、3つの理由

まずは今日の主役から。
昨日11%超も下げたSBGが、今日は440円高の6,279円まで戻しました。
上昇率は7.54%です。
私は信用取引の比率が高いので、素直にありがたい。
ただ「なぜ上がったのか」を調べてみたら、思っていたのと違いました。
理由①:単純に、売られすぎた反動
まずはこれです。
昨日の下げは、オープンAIのCEOが「2026年に上場はしない」と語ったという報道がきっかけでした。
でもその材料は、昨日のうちに消化されています。
今日は、前日に下げが目立った銘柄に自律反発狙いの買いが入りました。
自律反発というのは、新しい良いニュースがあったわけではなく、「下げすぎたから、そろそろ買っておこう」という動きのことです。
キオクシアや村田製作所も同じように反発しています。
理由②:259億ドルの返済期限が、今日だった
ここが、私が調べていて一番驚いた部分です。
実はSBGには、259億ドル(約4兆円)の融資枠の返済期限が、まさに今日9月15日に迫っていました。
借りたお金を返す日が来る。
普通なら、株価にとって不安材料です。
ところがSBGは、すでに約20の金融機関から、総額118億7,000万ドルの2年間の新しい融資枠を確保していました。
当初の目標は100億ドルでしたから、それを上回る金額を集めたことになります。
つまり「借り換えはちゃんとできました」という確認が取れた日だったわけです。
AI関連の期待だけで買われている会社だと思われがちですが、SBGは巨額の借金をしながら投資をしている会社でもあります。
その資金繰りの不安が一つ消えた。
地味ですが、これは効く材料だと思いました。
理由③:オープンAIがダメでも、SBエナジーがある
3つ目は、子会社の上場計画です。
データセンター子会社のSBエナジーが米国で上場する計画について、日本で最大773億円を募集すると15日に報じられました。
昨日「オープンAIの上場が遠のいた」と売られたばかりです。
そこに「別の子会社の上場は進んでいます」というニュースが来た。
昨日の下げ材料に対する、直接の答えのような形になりました。
| 理由 | 内容 | 性質 |
|---|---|---|
| ①押し目買い | 下げすぎた反動 | 一時的 |
| ②融資枠の借り換え完了 | 約4兆円の返済期限を無事通過 | 財務の不安が消えた |
| ③SBエナジーの上場計画 | 最大773億円の募集 | 新しい期待 |
AIの懸念は、一時的だったのか



ここは私も知りたかったところです。
結論から言うと、市場の受け止めは「ちょっと怖がりすぎだった」という方向に傾いています。
先週末、アンソロピックとオープンAIのトップが「AI開発のペースを遅らせるべきだ」と主張し、それが下げのきっかけになりました。
でも今日は、こんな見方が広がったそうです。
最先端のAI開発のペースが落ちたとしても、データセンターを運営する大手の設備投資まで減るとは限らない。
つまり「研究のスピードを緩める話であって、モノを買うのをやめる話ではない」ということです。
トランプ大統領も14日、AIのコントロールに必要なのは強く賢い大統領で米国には既に備わっている、とSNSに投稿し、規制の強化に否定的な考えを示しました。
規制を導入するにしても時間がかかる、という声も多いようです。
ただし、懸念が完全に消えたわけではありません。
米国の半導体株指数は、今朝の時点でまだ5.86%安のままです。
あくまで相場観としてですが、今日の上げは「不安が消えた」というより「売られすぎたので一度戻した」というのが正直なところだと思います。
前場600円高→終値8円安。犯人は金利
さて、SBGがこれだけ上がったのに、日経平均は8円安でした。
実は前場には、589円高まで上げていたのです。
一時は600円を超える場面もありました。
それが後場に入って一転して軟調になり、大引けにかけて下落に転じました。
この失速の犯人が、金利です。
| 指標 | 数値 | 意味 |
|---|---|---|
| 米国債10年 | 5.020% | 約2年11カ月ぶりに5%台 |
| 日本国債10年 | 3.033%(一時3.030%) | 1996年9月以来の高さ |
アメリカの金利が5%を超え、日本の金利も30年ぶりの水準まで上がりました。
金利が上がれば、国債を持っているだけで利息がもらえます。
そうなると、値動きの激しい株をわざわざ持つ理由が薄れる。
アドバンテストや東京エレクトロンといったハイテク株を中心に、割高感が意識されたそうです。
専門家からも、AIへの疑念が晴れたとしても、日本では米国以上に金利上昇が株価の重荷になりそうだ、との指摘が出ていました。
一方で、こんな見方もありました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の担当者は、本来であればもっと下がってもおかしくない、健全な調整をしている印象だ、と話しています。
実際、東証プライムの値上がり数は800と全体の52%。
業績見通しの良さが見直された中外製薬や武田薬品工業など、医薬品関連株に資金が流れていました。
金利が上がる中で、買いやすい銘柄にお金が移っている形です。
日経レバが削られていく
ここからは私の話です。
SBGは良かったのですが、日経レバが弱い。
一時はマイナスに転じる場面もありました。
日経レバは日経平均の2倍動く商品なので、こういう日が一番つらいです。
前場に600円上げて、終値は8円安。
指数としては行って来いですが、レバレッジのかかった商品は、上げて下げてを繰り返すだけでじわじわ削られていきます。
正直に書くと、利上げが確定しているのだから、待っているのは暴落ではないかとも思っています。
ただ、6月の日銀の利上げのときは、織り込み済みということで大きくは崩れませんでした。
市場は先に織り込むので、決定そのものより、その後の会見で「次の利上げはいつか」がどう語られるかが焦点になります。
今夜から明日にかけてFOMC、木曜と金曜は日銀の会合です。
結局のところ、当てにいくより、荒れても耐えられる状態でいることの方が大事だと思っています。
だから今日も、何もしませんでした。
これで3営業日連続です。
山岡家、喉から手が出るほど欲しかった



今日の山岡家は、長期線にぶつかる形になりました。
投資家の心理でいけば、ここで反発して上昇するというのがセオリーです。
チャートを見ていて、喉から手が出るほど欲しかった。
買おうかどうか、かなり迷いました。
でも、そんなに簡単にはいかないと思って、結局買わずに終えました。



結果を見ると、買わなくて正解だったと言えそうです。
セオリー通りに動いてくれる銘柄なら、私はこんなに苦労していません。
好決算でも下げる。
長期線でも反発しない。
この銘柄で何度も痛い目を見てきたからこそ、今日は我慢できました。
3,290円の指値は、そのまま置いてあります。
山岡家を売った判断の記録はこちら↓



余談:待ちに待った「くりまんじゅうだらけくじ」



ここからは相場を離れた余談です。
今日、ちいかわマーケットの公式からお知らせが来ていました。
緑の画面に、擬音がいくつも並んでいるだけの画像です。
「ゴクッ」「ハーッ…」「カボリッ」「ギュウッ」
これを見た瞬間、確信しました。
間違いなく、くりまんじゅうだらけくじです。
ビールを飲んだ後の「ハーッ…」で分かります。あれはくりまんじゅうしかいません。
あとこの画面の緑。
待ちに待ったくりまんじゅうのくじが、ついに引けます!!
本当に楽しみでなりません。
相場では追証の通知にビクビクしている毎日ですが、こういう楽しみがあると気持ちが少し軽くなります。
まとめ
今日は、怖がっていたら逆に上がった一日でした。
SBGが7.54%高。
理由は押し目買いに加えて、約4兆円の融資枠の借り換えが無事に済んだこと、そして子会社SBエナジーの上場計画でした。
一方、日経平均は前場600円高から終値8円安。
金利の上昇が、上げるたびに相場を押し戻しています。
今夜はFOMC、木金は日銀の会合。
山場はこれからです。
3営業日連続で何もしていませんが、今の私にはそれが正解のような気がしています。
(何もしていないんじゃなく余力もないし何もできなかった。が正解です)
※本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。投資は自己責任でお願いします。







