前日は一時950円安から切り返して高値引けだったのに、たった一日で景色が変わりました。
そしてこの日、私はまたまたまたまたまたまた追証を食らいました。

もう何回目か分かりません。
ただ、追証慣れしてきた私は、この日あえて何もしませんでした。
その理由と、落ち込んだ夜に届いた思わぬ知らせ(カブアンドの話です)を記録します。
この記事で分かること
- 2,000円安の犯人は「原油」と「金利」、その仕組み
- 追証が出た日に、私が売買しなかった理由
- 週末に風向きが変わった、その後の米国市場
- カブアンドの新制度「ピースランク」と、3万株までの現実的な距離
本日のまとめ(先に結論)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日経平均(本日終値) | 64,011.34円(前日比 -1,259.61円・-1.93%) |
| 下げ幅 | 一時2,062円安の6万3,208円まで下落。8月4日以来の安値水準 |
| 売られた銘柄 | キオクシアは一時8%安、ソフトバンクグループも7%安まで下げる場面 |
| 原因 | 原油の100ドル超えと、日米の金利上昇 |
| 私の売買 | なし(追証の可能性があったため動かず) |
| 追証 | 15,427円(9/14・9/15の2回) |
| その後の米国市場 | ダウは5営業日ぶりに反発し509ドル高。原油高が一服 |
朝9時20分、画面は真っ赤だった



この日は朝から売り一色でした。
午前9時20分には、下げ幅が2,062円まで広がり、6万3,208円を付けています。
8月4日以来、およそ1カ月ぶりの安値水準です。
売られたのは、これまで相場を引っ張ってきたAI・半導体関連株でした。
キオクシアホールディングスが一時8%安、そして私のコア銘柄であるソフトバンクグループ(SBG)も7%安まで下げる場面がありました。
9月に入ってからのSBGは、米国企業の強気な設備投資計画の報道などを追い風に比較的堅調でしたが、その期待が一気にそがれた形です。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 64,011.34 | -1,259.61(-1.93%) |
| TOPIX | 4,028.30 | -26.28(-0.65%) |
| 日経半導体 | 4,198 | -207(-4.70%) |
| グロース250 | 767.93 | -14.31(-1.83%) |
東証プライムでは、値下がりした銘柄が986に対して値上がりは509。
報道によると、アドバンテストなど4銘柄だけで日経平均を約979円分押し下げたとされています。
前日は、アドバンテスト1銘柄で指数を約260円押し上げていました。
上げる時も下げる時も、同じ顔ぶれに振り回されているのが今の相場です。
ただ、すべてが売られたわけではありません。
円相場が前日より円安方向にあったことから、トヨタ自動車やホンダなどの輸出関連株には買いが入りました。
金利上昇の恩恵が見込まれる銀行株や、保険・海運・鉱業も逆に買われています。
なお、この日の9月限のSQ値(3カ月に1度の清算に使われる基準の値段)は6万3,039円でした。
この日の日経平均は、一度もその水準まで下がりきらずに終わっています。
実際には付かなかった値段が基準になるので、こうしたケースは「幻のSQ」と呼ばれます。
「格言の上では強気とされる下方の幻のSQでしたが、過去の検証では的中率は5割強程度とされており、私はあまり当てにしていません。
銀行や海運が買われたのも、下落の原因そのものが追い風になる業種に資金が移っただけで、相場全体が強くなったわけではなさそうです」
犯人は「トランプ・インフレ」という言葉
今回の下げについて、報道では「トランプ・インフレ」という言葉が使われていました。
アメリカの政治運営を起点に物価が上がっていくのではないか、という警戒感のことです。
大きく分けると、2つの材料が重なっています。
1つ目は原油です。
11日早朝のニューヨーク原油先物市場で、WTIの期近物が一時1バレル104ドル台と、およそ4カ月ぶりの高値を付けました。
イランによる弾道ミサイルの生産再開や、イエメンの親イラン武装組織フーシによる紅海に面した港湾都市の制圧が伝わったことが背景です。
トランプ大統領は、原油価格が下がる時期について、11月の中間選挙までには間に合わず、もう少し時間がかかるとの見方を示しました。
専門家からは、原油高による企業のコスト面への影響は時間をかけて重くのしかかってくる、中間決算で業績の下方修正に動く企業が出る可能性もある、との指摘も出ています。
2つ目は金利です。
アメリカの長期金利は10日に5%の大台に迫る水準まで上昇しました。
原油高によるインフレ圧力に加えて、もう一つ材料視されたのが中間選挙対策です。
9日の共和党大会でトランプ大統領は、中間選挙で上下両院の多数派を確保できた場合に、アメリカの成人市民全員に1人5,000ドル(約77万円)の「配当」を支払うと約束しました。
財政が悪化するとの見方から、米国債が売られる材料になったようです。
あくまで印象ですが、選挙を意識した政策が金利を通じて日本の株価まで揺らしているというのは、なんとも落ち着かない話だと感じます。
この金利高は日本にも波及し、11日の国内債券市場では長期金利が再び3%の大台に乗る場面もありました。
金利が上がると、なぜ株が売られるのか。
国債を持っているだけで3%近い利息がもらえるなら、わざわざ値動きの激しい株を買う理由が薄れるからです。
特に、今は赤字でも将来の成長に期待して買われているAI・半導体関連は、この影響をまともに受けます。
原油高 → 物価上昇の警戒 → 金利上昇 → 成長株が売られる。
前回の記事で書いた流れが、そのまま数字になって表れた一日でした。
前回の日記はこちら↓



またです。またまたまた追証が来ました
さて、ここからは正直に書きます。
この日、私はまた追証を食らいました。
追証というのは、信用取引で預けている担保が値下がりして足りなくなったときに、証券会社から「不足分を入金してください」と求められることです。
期限までに入金できないと、持っている株を勝手に売られてしまいます。
証券会社からの「不足金に関するご連絡」によると、預り金の不足予定額は次の通りです。
| 日付 | 預り金不足予定額 |
|---|---|
| 2026/09/14 | 15,427円 |
| 2026/09/15 | 15,427円 |
8月19日には50万円を超える追証が2回、9月3日にも8万円台が2回ありましたから、それに比べれば今回は小さな金額です。
とはいえ、追証は追証です。
信用取引の比率が高いまま相場の急落を迎えると、こうなるという当たり前の結果でもあります。
前回の追証の記録はこちら↓



この日、私は1円も動かさなかった
この日の売買はゼロです。
朝の時点で下げ幅が2,000円を超えていて、追証が出る可能性が頭にありました。
ここで新しく何かを買えば、傷口を広げるだけです。
かといって、この水準で慌てて投げ売りするのも違う気がしました。
結果として、何もせずに一日を終えました。
前日に山岡家を損切りしたばかりで、「下ヒゲが出たくらいで飛びつかない」と自分に言い聞かせていたのが、少しは効いたのかもしれません。
正直に言えば、動けなかっただけとも言えます。
それでも、追証が出る日に何もしないというのは、私にしては悪くない判断だったと思っています。
この日、山岡家が決算。またしても「好決算」でした
そしてもう一つ、この日は山岡家(3399)の決算発表日でした。
前日に全株を売却していたので、私はもう株主ではありません。
正直に言えば、後ろ髪を引かれる思いで手放しました。
中身を見てみましょう。
| 項目(2027年1月期 中間期) | 金額 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 228億68百万円 | +15.4% |
| 営業利益 | 24億87百万円 | +27.0% |
| 経常利益 | 25億38百万円 | +26.8% |
| 中間純利益 | 17億78百万円 | +29.3% |
| 自己資本比率 | 60.2% | 55.4%から改善 |
| 年間配当(予想) | 30円 | 前期23円から増配 |
中間期として過去最高の業績です。
既存店の売上高は52カ月連続で前年を超えているそうです。
4年以上、一度も前年割れしていない計算になります。
文句のつけようがありません。
それでも私が「上がらない」と思う理由
ここが山岡家の難しいところです。
好決算イコール株価上昇には、まったくならない。
もしも山岡家が連続で業績を伸ばし続けているのならチャートは下がることなく右肩上がりでずっと上げ続けるはずです。
しかし、大きく下落してから上昇を繰り返しています。



私は前回の決算のときに、これで痛い目を見ました。
決算がいいんだから上がるだろうと高を括っていたら、株価はずるずる下げていき、結局は損失を大きくしてから損切りする羽目になりました。
あの記憶があったので、今回は決算をまたがずに手放したわけです。
実際、11日のチャートは下落。
決算発表後の時間外では少し上昇していました。
それでも私は、ここから下げていくのではないかと見ています。
「好決算なんだから、もうすぐ上がるはずだ」という淡い期待を裏切りながら、じわじわ下げていく。
あの嫌なパターンが、また来るような気がしてなりません。
なぜ好決算でも下がるのか、数字で確かめてみた
ただの勘で終わらせるのも悔しいので、決算短信をもう少し詳しく見てみました。
すると、気になる数字が見つかりました。
通期の業績予想です。
| 項目(2027年1月期 通期予想) | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 483億61百万円 | +12.5% |
| 営業利益 | 51億84百万円 | +10.8% |
| 経常利益 | 53億円 | +9.4% |
| 当期純利益 | 36億30百万円 | -1.6% |
お気づきでしょうか。
中間の純利益は29.3%も増えているのに、通期の純利益予想は前期を下回る見込みなのです。
つまり、下半期だけを取り出すと減益になる計画ということになります。
実際に計算してみると、下半期の純利益は約18億52百万円。
前期の下半期が約23億円ですから、2割ほど減る見通しです。
「中間期は過去最高」という見出しの裏で、会社自身が下期の減速を織り込んでいる。
株価が素直に上がらない理由の一つは、ここにあるのかもしれません。
もっとも、会社の予想は保守的に置かれることも多く、そのまま受け取るべきかは分かりません。
また、私が下げると思っている理由は、突き詰めれば過去に痛い目を見た経験則にすぎません。
相場観として書いているだけで、当たる保証はどこにもないことは添えておきます。
山岡家を損切りした前日の記録はこちら↓



ところが週末、風向きが変わった
この記事を書いているのは9月12日の土曜日の夜です。
気になる11日のアメリカ市場ですが、こちらは反発しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比509ドル高の5万2,573ドルで終えています。
ナスダック総合株価指数も5営業日ぶりに反発し、251ポイント高でした。
反発の理由は、原油高の一服です。
英紙フィナンシャル・タイムズが11日、湾岸諸国とイランが外相会合を開き、ホルムズ海峡の航行を巡って協議する見通しだと報じました。
エネルギー供給を巡る過度な警戒感が後退し、WTIは前日比2.4%安で取引を終えています。
注目された8月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%の上昇で、伸び率は前月と同じ、市場予想とも一致しました。
ただ、食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.3%と、予想の0.2%を上回っています。
| 指標(9/12 18:58時点) | 数値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ダウ平均 | 52,573.29 | +509.19(+0.98%) |
| ナスダック | 26,333.04 | +251.31(+0.96%) |
| 米国の半導体株指数(SOX) | 11,824.00 | +209.83(+1.81%) |
| 恐怖指数(VIX) | 15.85 | -11.20% |
| 原油(24時間取引の指標) | 95.606ドル | -0.86% |
| 日経平均先物(夜間) | 64,679円 | +668円 |
| ドル円 | 153.54円 | -0.57%(円高) |
夜間の日経平均先物は668円高の6万4,679円。
恐怖指数も11%下がり、投資家の不安はいったん和らいだようです。
ただ、来週は15〜16日にFOMC、17〜18日に日銀の金融政策決定会合が控えています。
FRBの利上げ予想は7割を超えたと報じられ、日銀についても17〜18日の会合で6月以来の利上げに乗り出すとの見方が大勢だとされています。
日米そろって利上げの方向となると、来週も気は抜けません。
余談:落ち込んだ夜に、思わぬ「ダイヤモンド」



ここからは相場を離れた余談です。
私はカブアンドのサービスを使って、コツコツ株引換券を集めています。
目標は3万株です。
今日、何気なくアプリを開いてみたら、見慣れない画面が増えていました。
「ピースランク」という新しい制度です。
カブアンドは、電気やガス、ネットなどのサービスを使うと、その料金に応じて「株引換券」がもらえる会社です。
その株引換券とは別に、サービスの利用額に応じて「ピース」というポイントが貯まり、その多さでランクが決まる仕組みが加わったようです。
そして私のランクは、いきなり最高位の「ダイヤモンドピースランク」でした。



これまで使ってきた金額に応じて決まったようです。



制度の仕組みは、公式サイトによると次の通りです。
毎年9月1日から翌年8月31日までの1年間の請求金額に応じて付与される「ピース」の数で、翌年のランクが決まります。
そして決まったランクに応じて、株引換券が毎月もらえます。
| ランク | 必要なピース(年間) | もらえる株引換券 |
|---|---|---|
| ノーマル | 0〜199ピース | なし |
| ゴールド | 200ピース | 年間1,200枚(毎月100枚) |
| プラチナ | 600ピース | 年間2,400枚(毎月200枚) |
| ダイヤモンド | 1,000ピース | 年間3,600枚(毎月300枚) |
ダイヤモンドなら毎月300枚、1年で3,600枚です。
株引換券は1枚1円相当で、現在の発行価格は1株8円ですから、3,600枚はおよそ450株分になります。
正直、もっと欲しい。
来期もダイヤモンドを維持するには、1年間で1,000ピースが必要です。
月に換算すると約83.3ピース。
ピースは1つのサービスをたくさん使うよりも、多くのサービスを使った方が集まりやすい仕組みのようです。
私は今のところ、ほぼすべてのサービスを使っているので、何とかなりそうな気がしています。
電卓を叩いて分かった、3万株の壁の厚さ
ついでに、カブアンドの保有状況も記録しておきます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 保有株数 | 14,689株 |
| 株引換券 | 44,162枚 |
| 目標 | 30,000株 |
手持ちの44,162枚を1株8円で換算すると、約5,520株分です。
今の14,689株と合わせれば2万株を超えるので、2万株の達成はほぼ確実だと見ています。
問題はその先です。
3万株となると、さらに約1万株、枚数にして8万枚が必要になります。
ダイヤモンドランクの特典が年3,600枚ですから、特典だけに頼っていては到底届きません。
3万の壁は、思っていた以上に厚そうです。
なお、カブアンドの株は上場していない会社の株で、第4期募集の発行価格は8〜11円が想定されているそうです。
発行価格が上がれば、同じ枚数でもらえる株数は減ります。
ここは自分でも勘違いしないよう、気をつけたいところです。
まとめ:相場は思い通りにならないが、積み上げは裏切らない
9月11日は、原油と金利という2つの重しに押されて、日経平均が1,259円安となりました。
私はまた追証を食らい、売買はできず。
ただ、その後の米国市場は反発し、原油も一服しています。
来週はFOMCと日銀の会合という大きな山があるので、しばらくは信用取引を増やさずに様子を見るつもりです。
カブアンドのダイヤモンドランクは、そんな一日のささやかな明るい話題でした。
3万株までの道のりは遠いですが、こちらは相場と違って、コツコツ積み上げれば確実に増えていきます。
※本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。投資は自己責任でお願いします。






