【投資日記7/17-18】日経2,694円安・歴代5位の暴落。再びの追証、それでも狼狽売りはしなかった

日経平均2,694円安・歴代5位の暴落と再びの追証に直面しながらも、狼狽売りせず冷静さを保つ個人投資家。2026年7月17-18日の投資日記のアイキャッチ画像。

7月17日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比2,694円安(▲4.0%)の6万4,141円まで急落しました。

日経平均株価日足チャート

6万5,000円を割り込み、約1カ月ぶりの安値水準です。

前営業日比の下げ幅は、歴代5位の大きさを記録しました。前日16日の1,915円安に続く連日の大幅安で、2日間の下げ幅は4,600円を超えます。

正直に書きます。

私はこの下げで、再び追証をくらいました。

痛手を隠すつもりはありません。

ただ、それでも昨日のザラ場で私は狼狽売りをしませんでした。

この記事は、歴史的な暴落の中で私が何を考え、どう動いたかの、ありのままの記録です。

目次

何が起きたのか――中国発のAIショック

今回の暴落、当初は「半導体ショック」だと私は捉えていました。

ですが、震源はもう一段深いところにありました。中国発のAIショックです。

引き金になったのは、中国のAI新興企業、月之暗面(ムーンショットAI)が17日に発表した新モデル「Kimi K3」です。

公開された性能比較では、コーディングなどの機能で米国の最先端AIモデルに肉薄する一方、利用料金は安い。

これが「米国の最先端AIモデルに大金を費やす必要があるのか」という疑念を市場に広げ、米AI各社の優位性を脅かすとの警戒感につながりました。

この流れで、米国のハイテク株が総崩れになりました。

ナスダック総合指数は続落し、半導体株指数SOXは6月22日の高値から下落率が2割を超え、一般に弱気相場入りを示唆する水準に達しました。

アルファベットが一時▲4%、メタも▲6%、エヌビディアも一時▲5%。

AI開発を手掛けるスペースXに至っては、直近1カ月で1兆ドル(約162兆円)以上の時価総額が消失したと伝わっています。

実は、中国製の廉価AIが米テック株を脅かすのは、これが初めてではありません。

2025年1月にも、中国のDeepSeek(ディープシーク)が当時の先端モデルを投入し、米国のAI優位性が崩れるとの見方から米テック株の時価総額が急減した経緯があります。

ただ、そのときの調整は一時的なものにとどまり、AI相場はその後も上昇トレンドを続けました。

だから今回も「一時的な調整で終わるのか、本物の転換なのか」が、これからの最大の焦点になります。

日本株はキオクシアのストップ安が象徴

この米国の動きが、時差の関係で17日の東京市場を直撃しました。

AI・半導体関連株にまとまった売りが出て、下げを主導しました。

象徴的だったのが、キオクシアHDのストップ安です。

制限値幅の下限にあたる1万円(▲16%)安の5万2,110円で引けました。

6月22日の上場来高値から半値になっています。

この銘柄は信用取引の買い残高が積み上がっていて、株価急落で処分売りが膨らんだとみられます。

つまり、含み損に耐えられなくなった個人の投げ売りが、さらなる下げを呼ぶという悪循環です。

「個人の信用買いの投げ売りが膨らんだ」との市場関係者の指摘も出ていました。

これは他人事ではありません。まさに私自身が、この「追証による投げ」を迫られる側になったのですから。

再びの追証――130万円を戻したばかりだった

ここが今回いちばん正直に書かねばならない部分です。

私は今回の暴落で、再び追証をくらいました。

証券会社からの不足金の連絡によれば、預り金不足の予定額は7月21日に377,578円、7月22日に888,738円

合わせて126万円ほどの入金が必要です。

タチが悪いのは、つい先日、前回の追証でSBI証券に約130万円を入金していて、相場が落ち着いて余力が出たので、その130万円を元の口座に戻したばかりだったことです。

それをまた、SBI証券に戻す作業が必要になりました。

行って来いです。

正直に言って、精神的にこたえます。

追証の原因は、自分でもはっきり分かっています。

日経レバ(1570)とソフトバンクグループ(9984)を多く保有していたことです。

この2つは、今回まさに暴落の中心にいた「日経平均連動」と「AI・半導体(グロース)」そのもの。

コア銘柄への集中が、そのまま追証に直結しました。

それでも狼狽売りはしなかった――指値で淡々と

ただ、追証はくらいましたが、昨日のザラ場での私の動き自体は、感情に流されない規律の効いたものだったと思っています。

ここは自分を褒めたい部分です。


まず、狼狽売りは一切しませんでした。

そのうえで、下がることを予想してあらかじめ置いていた指値注文が、次々に約定していきました。

銘柄(コード)取引内容
日経レバ(1570)買い増し5株 @66,060〜67,290円
ライザップ(2928)買い増し400株 @182〜186円
山岡家(3399)買い増し400株 @3,715〜3,825円
SBI証券約定履歴

特に自分でよくやったと思うのが、ライザップです。

この銘柄は少し前に大きな損切りをしました。

損切り後にある程度上昇したのですが、私は「また下がる」と予想して、あえて下の方に指値注文を置いておきました。

それが昨日の暴落で約定した形です。

感情で「損切りしたばかりだから怖い」と手を止めるのではなく、シナリオに基づいて置いた注文が機能した。

これは理想的な動きでした。

山岡家も、下落を予想して置いていた指値で現物・信用あわせて400株を買い増しできました。

下落を予測して仕込む。

この一連の動きが、狼狽とは正反対の冷静な取引としてできていたことは、追証という痛手の中でも、確かな手応えとして残っています。

持ち株は「焼け野原」ではなかった

もう一つ、体感として書いておきたいことがあります。


これだけ日経平均が歴史的に下落していても、私の持ち株全体は、決して焼け野原という状態ではありませんでした。


大きくやられたのは日経レバソフトバンクグループ

ですが、それ以外の銘柄は意外にも持ちこたえているものが多い、という印象を受けました。

この肌感覚は、市場データとも一致しています。

17日は小売りやコンテンツ関連株などが買われ、東証プライム市場では全体の3割の銘柄が値上がりしました。

東証株価指数(TOPIX)は最高値から4%安の水準にとどまっています。

JPモルガン証券の西原里江チーフ株式ストラテジストは

業績が堅調な銘柄への循環物色が続いている。日本株全体が弱気に傾いたわけではない」と解説しています。

つまり、日経平均とAI・半導体は歴史的な暴落でも、その裏では業績堅調な銘柄への循環物色が生きている。

全面安の「暴落」とは、やはり少し性質が違うのです。

もちろん、コア銘柄に集中していた私は大きな痛手を負いましたが、ポートフォリオ全体を分散していたことが、被害を「焼け野原」にまではさせなかった、とも言えます。

今後の方針

今朝18日の時点で、時間外の日経先物は反発しています(+770円前後)。ここで下げ止まってくれれば、まだ希望は持てそうです。

もっとも、震源の米テック株がどう動くか次第なので、楽観はできません。


今回の追証で得た教訓は、はっきりしています。

日経レバとソフトバンクグループというコア2銘柄への集中度を、どう管理するか。

これが次のテーマです。指値での仕込みと利確は規律的にできているので、あとはこの集中リスクをコントロールできれば、同じ轍は踏まずに済むはずです。

130万円を戻す作業は憂鬱ですが、少なくとも「なぜ追証になったか」を自分で説明できる追証です。

意味のない負けではありません。焦らず、いつも通り「少しずつ」で立て直していきます。

【余談】ちいかわの湯呑と、ネトフリ「ガス人間」

最後に、相場とは関係ない余談を少し。

こういう荒れた週こそ、日常の小さな楽しみが心を保ってくれます。


一つは、ちいかわマーケットで湯呑みを買いました。

いつもの常駐キャラクターに加えて、パジャマパーティーズも描かれている一品です。

普段の生活で湯呑を使う機会はあまりないのですが、あまりにかわいすぎて、つい購入してしまいました。

今度、お寿司と一緒にお茶を淹れて使ってみようと思っています。


もう一つは、Netflixで話題になっていた「ガス人間」を見ました。面白くて、あっという間に見終えてしまいました。

悲しい物語なのですが、伏線の回収がとても良くできていて、見応えがありました。

広瀬すずさんが顔にあざのある役で出ているのですが、あざがあっても、やはりとてもかわいかったです。

ネタバレになるので中身は書きませんが、これから見る方にはおすすめです。


ちなみに、見終わった後からずっと、サザンオールスターズの「愛しのエリー」が耳から離れません。

作品の余韻とあの名曲のメロディが、頭の中でぐるぐる回っています。

しばらく口ずさんでしまいそうです。

暴落と追証で心がすり減る週でしたが、こうしたささやかな楽しみがあると、また月曜から冷静に相場に向き合えます。

※本記事は個人の投資記録・感想であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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