私は1週間前、こう書いた。
次に大きな下げが来ても、「終わり」ではなく「痛い」で済む量まで、持ち株を減らす。
大きく勝つより先に、終わらないことを考える。
いい文章である。
書いた本人も、そう思っていた。
1週間後の私の口座。
ソフトバンクグループ、1,500株。
そのうち1,000株は信用取引。
山岡家、700株。
日経レバ、180株。
減らしたはずのものが、増えている。
人間は、1週間で元に戻る。
── 本日のまとめ(先に結論) ──
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 日経平均 | 63,954.19円(+685.82円/+1.08%)。続伸 |
| TOPIX | 3,991.71(-5.66/-0.14%)。日経平均と逆に小幅安 |
| 日経半導体 | 3,989(+243/+6.49%)。AI・半導体が買い戻された |
| 背景 | コアウィーブ発の信用不安が一服。米半導体株も底打ちの兆し |
| 私の売買 | 日経レバ・山岡家などを買い、幸楽苑200株を売却 |
| 保有 | ソフトバンクG1,500株、山岡家700株、日経レバ180株 |
| 今夜の山場 | 米FOMCの結果と、アルファベット・マイクロソフトの決算 |
| シーサーだらけくじ | 10連を1回。1時間待って、まんべんなく出た |
── 日経平均は685円高。でもTOPIXは下がっていた ──
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 63,954.19 | +685.82(+1.08%) |
| TOPIX | 3,991.71 | -5.66(-0.14%) |
| グロース250 | 797.98 | +13.76(+1.75%) |
| 日経半導体 | 3,989 | +243(+6.49%) |
| 日本国債10年 | 2.832% | ─ |
| 韓国KOSPI | 6,012.45 | +374.10(+6.63%) |
| 日経先物(ミニ・夜間) | 64,255 | -195(-0.30%) |
※28日18時19分時点のボード表示。
日経平均は685円高。
TOPIXは、小幅安。
また、日経平均とTOPIXが逆を向いた。
日経半導体は6.49%高。
キオクシアは14%近く上がった。
ソフトバンクグループ、アドバンテスト、東京エレクトロンにも買いが入った。
値段の高いAI・半導体株が大きく上がって、日経平均だけを持ち上げた。

ほかの大勢は、ほぼ横ばいだった。
10月13日は、声のデカい数人が転んで、教室全体が倒れたように見えた。
28日はその逆。
声のデカい数人が立ち上がって、教室全体が元気になったように見えた。
教室の中身は、あまり変わっていない。
── コアウィーブの不安は「消えた」のではなく「一服」 ──



15日の3,318円安の引き金になった、コアウィーブ。
AI専用の貸し倉庫屋の、借金の不安である。
ここに来て、資金調達をめぐる明るい話が続いた。
| 出来事(報道ベース) | 市場の受け止め |
|---|---|
| ブロードコムが、アンソロピックの半導体調達を支えるため、複数の金融機関が資金供給の枠組みをつくったと発表 | AI企業にお金を貸す人は、まだいる |
| メタの250億ドルの株式売り出しに、発行株数の約5倍の需要が集まったと報道 | AIへの投資にお金を出す人も、まだいる |
| コアウィーブの株価が27日に7.9%高 | 不安の震源地が落ち着いた |
| 米半導体指数(SOX)は22日に約3カ月ぶりの安値、そこから3日続伸 | 200日移動平均線でぎりぎり踏みとどまった |
「お金が続くのか」という心配に、「まだ続きそうだ」という材料が並んだ。
韓国のSKハイニックスの決算を受けて、韓国株も6.63%高。
アジアの半導体が、そろって息を吹き返した。
ただ、こういう声もある。
信用不安が消えたわけではない。
悪い面ばかりに目が向く、過剰な警戒からは抜けつつある。
超訳すると、こうなる。
火事は消えていない。
みんなが少しだけ、落ち着いて消火器の場所を確認し始めた。
── 21日からの1週間 ──
前回の記事は21日の分だった。
そこから28日までを、ざっくり並べる。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 10月21日 | 日経平均64,621円。損切り200万円超、追加入金60万円超と書く |
| 10月22日 | 米SOXが約3カ月ぶりの安値 |
| この1週間 | 日経レバを一部損切り。その後、少し買い戻す |
| この1週間 | 山岡家が大きく下げたあと、勢いよく上昇。焦って買う |
| この1週間 | ソフトバンクGを、めげずに再び買う |
| 10月27日 | 日経平均の終値は63,268円台 |
| 10月28日 | 日経平均は685円高の63,954円 |
日経平均は、1週間で700円近く下がっている。
その間に、私の持ち株は増えている。
── 28日の私の売買 ──
| 銘柄 | 取引 | 数量 | 単価 |
|---|---|---|---|
| NF日経レバ(1570) | 現物買 | 5株 | 64,760円 |
| NF日経レバ(1570) | 信用新規買 | 20株 | 64,774円 |
| 山岡家(3399) | 信用新規買 | 100株 | 5,110円 |
| NF J-REIT(1343) | 現物買 | 10株 | 1,813.5円 |
| RIZAPグループ(2928) | 現物買 | 100株 | 166円 |
| 楽天グループ(4755) | 現物買 | 100株 | 617.2円 |
| 幸楽苑(7554) | 現物売 | 200株 | 1,176.1円 |
買いが6件。
売りが1件。
1週間前に「減らす」と書いた人間の売買とは、とても思えない。



── 現在の持ち株:減らすはずが、増えていた ──
| 銘柄 | 現物 | 信用 | 合計 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンクグループ(9984) | 500株(SBI証券300株、マネックス証券100株、SMBC日興証券100株) | 1,000株 | 1,500株 |
| 山岡家(3399) | 400株 | 300株 | 700株 |
| 日経レバ(1570) | 15株 | 165株 | 180株 |
ひとつずつ、正直に振り返る。
ソフトバンクグループ:大損した相手に、もう一度
今年、私をいちばん痛めつけた銘柄である。
21日の記事で「戦犯」と書いた。
その戦犯を、めげずに買い直した。
いまは全部で1,500株。
そのうち1,000株が信用取引だ。
心の声を、そのまま書く。
たのむから、馬鹿みたいに上がってください。
そして、あの大損した金額を回収させてください。
書いてから、読み返した。
これは投資の理由ではない。
祈りである。



「損した分を取り返したい」という気持ちで、損した銘柄を大きく持つ。
パチンコで負けた人が、同じ台に座り直すのと、構図はほぼ同じだ。
台が出ることもある。
でも、座り直す理由が「取り返したいから」なのは、だいたいよくない。
28日にソフトバンクGが買われたのは事実で、追い風は吹いている。
ただ、1,000株の信用取引は、追い風がやんだ瞬間に、また向かい風になる。
山岡家:売ったら上がり、下がったあと上がったので、焦って買った



9日までに全部売った山岡家。
そのあと上がって、21日の記事で「売ると上がる、の完成形」と書いた。
その後、爆下げした。
そこから、勢いよく上がり始めた。
焦った。
買った。
いまは現物400株と信用300株で、合計700株。
28日の信用買いは、5,110円。
9日に売ったのは4,515円だった。
600円高い値段で、売った株を買い戻している。
しかも、9日に持っていた500株より多い。
21日に「天井は神のみぞ知る」と書いた。
神のみぞ知る天井の近くで、私は700株持っている。
日経レバ:損切りして、また買って
この1週間で、一部を損切りした。
そのあと、また少し買った。
いまは現物15株、信用165株の180株。
13日の200株から、ほとんど減っていない。
切って、戻して、ほぼ元の位置。
手数料だけが、確実に減った。
── 私の中で、2人の私が戦っている ──
21日の私は、こう書いた。
「終わる」量を持ったまま、相場の機嫌をうかがうのは、もうやめたい。
28日の私は、こう思っている。
たのむから、馬鹿みたいに上がってください。
前者は、口座を守ろうとしている。
後者は、口座を取り戻そうとしている。
守る私と、取り戻したい私。
今週は、取り戻したい私が勝った。
ここで、自分への確認を一つだけ書いておく。
21日の時点で、もう一度大きく下げたら「完全に終わる」状態だった。
入金も、もうできないと書いた。
その状態で、信用取引の株を増やした。
次に15日のような日が来たら、今度は入金ではなく、損切りでしか対応できない。
それも、相場が一番安いところで。
取り戻したい私が、守る私の口座を賭け金にしている。
それだけは、忘れないでおきたい。
── 米国株(27日):半導体が3.60%高 ──
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ダウ平均 | 52,377.57 | +15.99(+0.03%) |
| ナスダック総合 | 26,477.81 | +308.43(+1.18%) |
| S&P500 | 7,722.60 | +45.83(+0.60%) |
| 半導体指数(SOX) | 11,482.51 | +399.04(+3.60%) |
| 恐怖指数(VIX) | 17.50 | -0.06% |
| 米国債10年 | 5.015% | ─ |
| ドル円 | 157.758円 | ─ |
| 原油(WTI) | 101.565ドル | -0.49% |
半導体指数は3.60%高。
米長期金利は5%台前半まで下がってきた。
10月上旬は5.3%台だった。
ただ、原油は1バレル100ドルを超えたままである。
原油が高いと、物価が下がりにくい。
物価が下がらないと、金利も下がりにくい。
株の追い風と向かい風が、同じ画面に並んでいる。
── 今夜の山場:FOMCと、AIにお金を払う側の決算 ──



28日は、米国で大きな予定が2つある。
| 予定 | 注目点 |
|---|---|
| 米FOMC(金融政策の会合) | 政策金利は据え置きの見方が多い。ウォーシュ議長が会見で何を言うか |
| アルファベット・マイクロソフトの決算 | AIにお金を払う側が、まだ払い続けるのか |
FOMCは、利上げを求める反対票が複数出るという予想もある。
ウォーシュ議長はもともと、先の方針をあまり語らない人だと言われている。
語らなければ、市場は「利上げに慎重だ」と受け取るかもしれない。
原油が高いままなので、甘い顔はしにくい、という見方もある。
そして、アルファベットとマイクロソフト。
14日の記事で、ゴールドラッシュの話を書いた。
ASMLやTSMCは、つるはし屋だった。
アルファベットとマイクロソフトは、金鉱にお金を払って掘らせている側である。
この2社が「まだ掘る」と言えば、半導体には追い風が続く。
「少し掘るのを控える」と言えば、半導体の買い戻しは止まるかもしれない。
私のソフトバンクG1,500株と日経レバ180株は、その答えを最前列で聞くことになる。
今回も、席を選んだのは私である。
── 余談:シーサーだらけくじ、1時間待ちの10連 ──



28日は、ちいかわの「シーサーだらけくじ」の発売日だった。
開始は11時。
待った。
待たされた。
結局、引けたのは12時だった。
1時間待ちである。
こんなことは、今までなかった。
映画などで、ちいかわを知る人が増えたのかもしれない。
前回のくりまんじゅうのくじは、途中で売り切れて終了した。
今回も、途中で終わりそうな気がしている。
私は10連を1回だけ引いた。
結果は、まんべんなく出た。
いろいろなシーサーが、ほどよくばらけて来てくれた。
満足である。
くじは、10連1回で満足してやめられた。
株は、損したあとにもう1回、もう1回と買ってしまう。
くじを引くときの私に、株の売買をお願いしたい。
── 明日に向けて ──
28日夜の時点で、日経先物(ミニ)は64,255円で195円安。
答えは、FOMCと決算を見てからになる。
上がれば、取り戻したい私が喜ぶ。
下がれば、守る私が「だから言ったでしょ」と言う。
どちらに転んでも、言い訳の準備だけはできている。
あとは、口座の準備である。
※本記事は私個人の投資記録であり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。数値は記事作成時点で確認したものです。相場の見方はあくまで個人の印象であり、投資の最終判断は、各自の責任で行うものです。








