【2026/11/4】日経平均は一時3,000円超安。中間選挙で世界が投げた日に、私は日経レバを30株買った

包帯を巻いた人物が、買い物袋を持って深い穴から這い上がってくるイラスト。周りではパニックになった人々が逃げている。急落した日に売らずに買い、下ヒゲで戻った様子を表現

私のスマホに、日経新聞から通知が来た。

「日経平均、2,000円安」

わざわざ知らせてくれなくていい。

こちらは、画面を見ながら震えている。


11月4日。

米中間選挙の開票が進み、民主党の優勢が伝わると、日経平均は崩れた。

下げ幅は、一時3,000円を超えた。

6万円割れが、目の前まで来た。

この世の終わりだと思って、株をぶん投げた人は多かったと思う。

私も、そうしたかった。

でも、売らなかった。

それどころか、買った。

ぼろぼろになった体を引きずりながら、前に進んだ。

ボロボロになっても立ち向かおうとする男性のイラスト
目次

── 本日のまとめ(先に結論) ──

項目結論
日経平均62,188.63円(-893.23円/-1.42%)。一時3,000円超安から戻す
TOPIX3,895.38(-34.90/-0.89%)
日経半導体3,544(-144/-3.90%)
下げの理由米中間選挙で、AI関連の規制に前向きとされる民主党の優勢が伝わった
私の判断数字が悪くて下がったのではない。だから売らずに買った
私の売買日経レバを信用で30株、東京電力1,500株、楽天100株を買う
夜の先物日経先物(ミニ)63,365円(+1,015円)。下ヒゲをつけて戻した

── 何が起きたのか:選挙で「AIのルール」が変わるかもしれない ──

指標終値前営業日比
日経平均62,188.63-893.23(-1.42%)
TOPIX3,895.38-34.90(-0.89%)
グロース250769.27-4.43(-0.57%)
日経半導体3,544-144(-3.90%)
日本国債10年2.820%─

※4日19時53分時点のボード表示。

日本時間の4日、米中間選挙の開票が進んだ。

上院・下院ともに、野党の民主党が優勢だと伝えられた。

一部の報道では、民主党が上下両院で多数派を取り戻したとも伝えられている。


なぜそれで、日本株が売られるのか?

報道で挙がっている理由は、データセンターである。

米国では、AI用のデータセンターが大量の電気を使い、電気代の高騰が問題になっている。

民主党は、データセンターの建設を規制する方向に動くのではないか。

そういう見方から、海外の投資家がAI関連株を売った。

データセンターがたくさん集まるテキサス州やオハイオ州の州知事選の結果も、建設に直接影響すると見られている。

超訳すると、こうなる。

AIという工場を建てる土地のルールが、変わるかもしれない。

まだ変わったわけではない。

変わるかもしれない、というだけで売られた。

── もうひとつの重荷:キオクシアとアップル ──

リンゴのイラスト

選挙のほかにも、悪い材料が重なっていた。

銘柄何があったか(報道ベース)
キオクシア先週末の決算で業績見通しが市場予想に届かず、失望売り。一時、株式分割考慮で4月13日以来の1万円割れ
アップル10〜12月期の売上の伸びが鈍る見通し。3日の米国で2%近く下落
村田製作所・TDK・太陽誘電アップル向けの電子部品株として売られた

アップルの株が下がって、日本の部品メーカーが売られる。

リンゴが落ちると、リンゴの木の下にいる人まで痛い。

一方で、アドバンテストなどは決算が市場予想を上回っていた。

業績が伸びているAI株にとっては、押し目になる可能性もある、という声も出ている。

足元の株安は短期の投資家の売りが主導している面が強い、という指摘もある。

── 私が売らなかった理由:「TACO」を思い出した ──

タコのイラスト

日経平均が3,000円下がっているとき、私は考えた。

この下げは、何かの数字が悪くて起きているのか。

決算が崩れたのか。

景気の指標が悪かったのか。

違う。

「選挙の結果で、ルールが変わるかもしれない」という、人の気持ちで下がっている。

そこで、ある言葉を思い出した。

TACO。

「Trump Always Chickens Out」の頭文字で、「トランプはいつも最後には引く」という意味の、市場の合言葉である。

もともとは関税の話で広まった言葉だが、今年は中東情勢でも、さんざん振り回された。

強い発言で相場が崩れる。

あとで態度がやわらいで、相場が戻る。

それを何度も見てきた。

人の気持ちで動いた相場は、大きく下がっても、そのあと大きく戻ることがある。

だから、売らなかった。

瀕死の重傷だったが、むしろ買った。

── 4日の売買 ──

銘柄取引数量単価
NF日経レバ(1570)信用新規買30株59,976.6円
楽天グループ(4755)現物買100株609.3円
東京電力HD(9501)現物買1,500株440.2円

日経レバは、信用で30株。

1株あたり、6万円を切ったところである。

東京電力は、現物で1,500株。

「データセンターの電気代が高い」という話で相場が崩れた日に、電力会社の株を買っている。

狙ったわけではないが、話の筋は通っている。

── 結果:日経レバは、とんでもない下ヒゲ ──

1570日経レバの日足チャート
日経レバの日足チャート

結果は、予想どおりの展開になった。

日経平均は、一時3,000円超安から戻して、終値は893円安。

下げ幅の3分の2以上を取り戻した。

日経レバのローソク足には、とんでもなく長い下ヒゲがついた。

下ヒゲとは、一度大きく下がったあと、買い戻されて上に戻った跡のこと。

地面に穴を掘って、そこから這い上がってきた跡である。

私は、その穴の底のあたりで買っていた。

夜の日経先物(ミニ)は、63,365円で1,015円高。

米国のダウの先物も、1.44%高。

恐怖指数のVIXは、12.30%下がった。

世界中が、少しだけ落ち着きを取り戻している。

── ただし、自分に正直に ──

今日は、当たった。

下がった理由を考えて、数字ではなく気持ちで下がっていると判断して、底のあたりで買えた。

10月の私には、できなかったことである。

ここで、自分に一つだけ言っておく。

買ったのは、信用取引の日経レバだった。

今朝まとめた10月の結果発表で、こう書いた。

信用取引の株を、増やす前に一度止まること。

今日は止まらずに増やして、たまたま当たった。

理由のある判断だった。

でも、もし選挙の結果が「規制が本当に始まる」という話に進んでいたら、穴はもっと深かった。

当たった日こそ、外れた日の自分を想像しておきたい。

── 米国株(3日)と、夜の様子 ──

指標値前日比
ダウ平均(3日終値)51,786.72-197.26(-0.38%)
ナスダック総合(3日終値)25,372.01+207.65(+0.83%)
半導体指数(SOX・3日終値)10,600.40+272.07(+2.63%)
サンデーダウ(CFD)52,534+747(+1.44%)
恐怖指数(VIX)18.26-12.30%
米国債10年4.933%─
ドル円158.476円─
原油(WTI)95.220ドル-2.54%
金(ゴールド)4,042.45ドル+3.49%

3日の米国は、選挙の結果を待つ様子見だった。

売られすぎていたAI・半導体株には、買い戻しが入っている。

原油は2.54%安。

中東の不安は、今夜は少し静かである。

そして、金が3.49%高。

月の初めの積立の記事で「金は助けに来てくれなかった」と書いた。

今になって、少しだけ来てくれた。

── 明日に向けて ──

選挙の結果は、まだ全部は出そろっていない。

データセンターのルールが本当に変わるのか、変わるならどこまでか。

それが分かるのは、まだ先である。

相場は、それまで「かもしれない」で揺れ続けると思う。

私は今日、その揺れの底で買えた。

明日は、その揺れの上で売れるかどうか。

買うのと同じくらい、売るのも上手くなりたい。


※本記事は私個人の投資記録であり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。選挙に関する内容は報道に基づくもので、特定の政党や候補への評価を含むものではありません。数値は記事作成時点で確認したものです。投資の最終判断は、各自の責任で行うものです。

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