本日2026年7月30日は仕事が休みだったので、一日相場を静観していました。
日経平均は3日ぶりに反発し、前日比433円24銭高の61,867円43銭で終了。
数字だけ見れば上昇です。
しかし、画面を眺めながら私が思っていたのは「今日も結局、後場から弱いなぁ……」ということでした。
今日は約定もライザップの指値が一つ刺さっただけ。
取引らしい取引はしていません。そのぶん、一歩引いて相場と自分を見つめ直す時間になりました。
売買スタイルの変化にも気づいたので、そのあたりも正直に書きます。
本日の相場——アドバンテスト1銘柄が指数を持ち上げた
まずは主要指標です。
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 61,867.43 | +433.24(+0.71%) |
| TOPIX | 3,952.50 | -21.53(-0.54%) |
| 半導体指数(SOX) | 10,447.49 | -588.19(-5.33%) |
| グロース250 | 666.97 | +0.85(+0.13%) |
| ドル円 | 162.923 | -0.55% |
| サンデー原油CFD | 84.23 | -0.54% |
反発のきっかけは、29日に好決算を発表したアドバンテストの急伸です。
2027年3月期の連結純利益が前期比76%増の6,600億円になる見通しと発表し、AI・半導体向けの試験装置需要が伸びて事前の市場予想を大きく上回りました。
株価は一時17%高と急騰し、この1銘柄だけで日経平均を660円押し上げたとされます。
UBS証券の木下敦寛アナリストは「アドテストは『推論AI』需要がけん引する市場拡大の恩恵を受ける」と評価しています。
ただ、ここに今日の相場の弱さが隠れています。
日経平均は+0.71%なのに、TOPIXは-0.54%とマイナス引け。
つまり、アドバンテストという値がさ半導体株が1銘柄で指数を持ち上げただけで、市場全体はむしろ売られていたのです。
前日比の上げ幅は一時1,400円を超える場面もあったのに、そこから急速に伸び悩みました。
私の「後場から弱い」という体感は、この中身の薄さを言い当てていたわけです。
SBG、週足の長期線を割って5,000円割れ
今日、私が最も気になったのがソフトバンクグループ(9984)の値動きです。
半導体株が全体的に反発するなかで、SBGは一時5%安とさえない値動きが続きました。
理由は明確で、傘下の半導体設計大手・英アーム・ホールディングスが発表した売上高見通しが市場期待を下回ったためです。
セクター全体が上げるなかでの逆行は、個別の重しがあったということです。
チャートを見ると、状況はさらに深刻です。
SBGは週足の長期線を割り込み、ついに5,000円も割れました。この先どうなるか分からない値動きです。
今日は久々に陽線が出たので少し期待したのですが、上ヒゲをつけて終わっています。

ローソク足の読み方として、上ヒゲは「一度は買われたものの、上値で売り戻された」ことを示すサインです。
せっかく反発を試したのに、戻り待ちの売りに押し返された、という弱さの表れ。
週足長期線割れ・5,000円割れと合わせて考えると、テクニカル的には慎重に見るべき局面です。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平氏も現時点では「自律反発狙いの買いの域を出ない」とみており、日経平均は中長期のトレンドを示す100日移動平均を割り込んだと指摘しています。
私の見立てと、プロの見方が一致してしまっているのが、なんとも言えません。
時間外は急騰、しかし米国はインフレ懸念でテック安——日米の逆行に注意
ここで一つ、注意深く見ておきたい点があります。時間外の日経が+2.07%(62,704)と急騰している一方で、本場の米国市場は下げているのです。
時間外の日経が跳ねているのは、アドバンテストに続き、明日決算を控えるキオクシアも一時17%高と6日ぶりに反発するなど、半導体決算ラリーへの期待を織り込んでいるからです。
日経は半導体の値がさ株の影響が大きい指数なので、半導体期待が高まれば時間外先物も上がります。
ところが米国市場は逆でした。ダウ-2.19%、ナスダック-1.74%、そして米半導体指数SOXは-5.33%と大きく崩れています。
この背景にあるのが、30日に発表された米GDPです。
4〜6月期の米実質GDPは前期比年率+1.5%増と底堅かったのですが、問題は同時に出たインフレ指標でした。4〜6月期のPCE物価指数は+5.1%上昇と、1〜3月期の4.6%からさらに拡大し、2022年以来の大きさを記録したのです。
記事によれば、これを受けてFRBはインフレ警戒を強めることになりそうで、29日のFOMCでは一部の出席者が利上げを提案したとのこと。
つまりGDPの結果は「景気は堅調だが、インフレも根強く、利上げリスクすら残る」という、株には重い内容でした。
ここに、私が警戒しているねじれがあります。
米国市場は下げているのに、日経時間外は上げている。この乖離が、明日の寄りで「日本の半導体決算期待が勝つか」「米国のインフレ・利上げ懸念に引きずられるか」のせめぎ合いになります。
時間外の+2.07%をそのまま信じて楽観すると、寄りで米国安に引っ張られて肩透かしを食らうパターンもありえます。
時間外の急騰を米GDPへの好反応と早合点せず、その裏のインフレ指標まで見ておくことが大事だと考えています。
本日の売買——ライザップの指値が約定
本日約定したのは1銘柄だけです。



| 銘柄 | コード | 取引 | 約定株数 | 平均約定単価 |
|---|---|---|---|---|
| RIZAPグループ | 2928 | 現物買 | 200株 | 180円 |
以前から出しておいた指値が刺さったものです。それ以外は何もしていません。
そして、今日は追証の通知も来ませんでした。
静観に徹したことが、結果的に良かったようです。
休みの日に気づいた、自分の売買スタイルの変化
一日相場を眺めていて、ふと自分の投資スタイルが変わってきていることに気づきました。
今までの私は、ちまちまと取引をしていました。
ある程度上がったら利確して、下落したところで待って買い戻す。
この繰り返しです。細かく売買して、少しずつ利益を積み上げるスタイルでした。
ところが最近は、長期的にみれば上がっていくだろうと信じて、細かい取引をしなくなっている気がします。
今日のライザップも指値を置いていただけで、能動的に売買したわけではありません。
相場を静観できるようになったのも、この変化の表れかもしれません。
この変化について、自分なりに良い面と注意すべき面を考えてみました。
良い面は、細かい売買を減らすことで、往復の判断ミス(高値掴みや狼狽売り)が減ること。SBGのような長期成長ストーリーを信じる銘柄では、腰を据えて持つほうが報われることもあります。頻繁に売り買いして疲弊するより、精神的にも健全です。
一方で、注意すべき面もあります。
私は以前、「2年連続で利益を半分溶かした共通構造」を自己分析したことがあります。
ピークの含み益から半減させてしまうパターンです。
「長期的に上がると信じて動かない」が、含み損が膨らんでも損切りできずに塩漬けする方向に転ぶと、あの反省と同じ轍を踏みかねません。
特に今は信用取引で追証を繰り返している局面。
「長期保有だから動かない」と「レバレッジで追証リスクを抱えたまま耐える」は、まったく別物です。
前者は健全な戦略ですが、後者は危険な我慢になります。
ここを混同しないよう、自分に言い聞かせています。
【余談】増えてきたので、ポストカードファイルで整理を始めた
最後に、相場とは関係のない話を少しだけ。



先日、ちいかわの戦利品が大量に届いた話を書きましたが、グッズが増えてくると次に待っているのは「整理」の問題です。
特にタグやステッカーの類は、放っておくとあちこちに散らばって、どこに何があるか分からなくなります。
マツキヨでもらったおくすり手帳ケースをステッカー入れにしていましたが、それだけでは追いつかなくなってきました。
そこで今回、ポストカードファイルでの整理を始めました。
透明ポケットが並んだファイルに、タグやステッカーを1枚ずつ収めていく方式です。
青雲の緑タグ、シール集、「SAPA-SAPA」のステッカー、キャラクターがぎゅっと集まったステッカーなど、これまでバラバラだったものが、見開きで一覧できるようになりました。
やってみて分かったのは、これが思いのほか楽しいということです。
集めたものを整理して眺める時間は、収集そのものとはまた別の満足感があります。保存性も上がるので、お気に入りのステッカーが折れたり色あせたりする心配も減りました。
相場で神経をすり減らした日の夜に、ファイルをめくってちいかわたちを眺める。
なかなか良い癒やしの時間です。
まとめ
アドテスト頼みの薄い反発、SBGは週足長期線割れ、日米の逆行。
決して楽観できる地合いではありません。ただ、追証は来ず、静観に徹して余計な損失も出さなかった。
休みの日としては上出来でしょう。
明日はいよいよAI相場の「主役」キオクシアの決算発表です。
これがひとつの試金石になります。
半導体決算ラリーが本物なら反発は続くし、失望に終われば時間外の楽観は剥落する。
私のSBGにとっても正念場です。
売買スタイルが変わりつつある今だからこそ、「信じて持つ」と「ただ耐える」を履き違えないよう、冷静に見極めていきます。それでは。








