強い米消費とFRBのタカ派転換でNYダウ507ドル安。円安も加速 ―― それでも私がSBGと日経レバを持ち続ける理由

2026年6月18日(木)の投資日記、朝の部です。

昨夜の米国市場は、強すぎた小売売上高とFRBのタカ派転換というダブルの逆風で、ハイテク株中心に売られました。この逆風の中で、寄り付き前の時点で自分のポジションをどう判断したかを記録しておきます。

結論から言うと、相場観は先週から変えていません。

SBG(9984)と日経レバ(1570)は保有を継続です。

(※今日の売買結果と実現損益は、引け後に「夜の部」として別記事で公開します。)

※本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。


目次

1. 昨夜の米国① 強すぎた小売売上高(0.8%)

まず効いたのが、米国の小売売上高(5月分)です。

  • 自動車を除くコア指標が、市場予想0.4%に対して結果0.8%
  • 予想を倍も上回る、強い個人消費を示す数字でした。

消費が強いということは、景気が底堅く、インフレもなかなか下がらないということ。

これは「利下げを急がなくていい」、むしろ「利上げもあり得る」という連想につながります。

株式市場、とくに金利上昇に弱いハイテク株にとっては逆風です。

2. 昨夜の米国② FRBタカ派転換でダウ507ドル安

そこに重なったのがFOMC(米連邦公開市場委員会)でした。

  • 政策金利は3.75%で据え置き。ここまでは想定どおり。
  • ただし、FOMCメンバーの金利見通し(ドットチャート)が「2026年末までに利上げ1回」と、利上げ方向に転換。これが市場には「タカ派化」と受け止められました。

結果、米長期金利は4.50%まで上昇。金利上昇を嫌気してハイテク株が売られ、NYダウは一時600ドル超下げ、終値は-507ドル(-1.0%)。ナスダックは**-1.34%**と下げがきつく、アマゾンは約-3%、マイクロソフトは約-4%でした。

一方でダウの構成銘柄である金融・製造業には資金が向かい、いわゆるセクターローテーション(資金の移し替え)の様相も見えました。「全面安」ではなく「ハイテクから景気敏感・バリューへ」という動きです。

3. 円安加速 ―― 私の空売りはさらに外れ、撤退ライン(160円上抜け)を意識

為替は、FRBのタカ派転換と日米金利差の拡大を受けて円安が加速。

ドル円は一時160円79銭をつけました。

ここは正直に書きます。

私はFXでドル円を空売りしています。「日銀の利上げで円高に振れる」という読みでしたが、FRBのタカ派転換で逆に円安が加速し、読みが外れています。

  • 含み損は一昨日の**-1,717円から、-14,017円(-24.7pips)**まで拡大。
  • ナンピン(買い増しならぬ売り増し)で建玉を増やし、現在の建玉は57,000

撤退ルールについては、過去チャートで160円が天井として何度も意識されてきたため、まだ反落の可能性を見て保有を続けています。ただし、ここはルールを明確にしておきます。

160円を「明確に上抜けた」ら、思い切って損切りする。 「明確に上抜け」の定義=終値で160.80円超、または161円タッチ

数字で固定しておかないと、ずるずると損を膨らませる典型パターンになります。自戒を込めて明文化しておきます。

4. それでも日経はなぜ底堅いのか(円安・半導体)

ここが今日の面白いところでした。

米国安にもかかわらず、今朝の日経平均は寄り付き前からプラス気配

寄り付きは69,900円台で、前日終値(6/17終値 70,125円台)からの調整をこなしつつも崩れませんでした。

半導体指数(SOX)も前日比プラスで底堅く推移していました。

理由は大きく2つです。

  1. 円安 ―― 円安は輸出企業(自動車・電機など)にとって追い風。米国安をある程度相殺します。
  2. 半導体の底堅さ ―― AI・半導体への資金流入が続いており、SOXがプラスを維持。日本の半導体関連も支えられました。


「アメリカが下げても、日本には日本の買い材料がある」。この構図が今日も効くかどうかが焦点でした。

5. SBGと日経レバを持ち続ける理由(+3σ未到達、上昇余地)

山頂に立って朝日を眺める人

私の中核ポジションであるSBG(9984)と日経レバ(1570)は、保有を継続しました。理由はシンプルです。

  • 1570(日経レバ):ボリンジャーバンドの**+3σに未到達**。私の売りルール(+3σで縮小)にはまだ届いておらず、上昇余地が残っていると判断。
  • 9984(SBG):こちらもまだ上昇余地ありと見ています。AI・半導体のテーマは継続しており、相場観は先週から変えていません。

SBGを持ち続けるもう一つの理由 ―― 目標株価の高さ

私がSBGを保有し続ける理由には、テクニカルな「上昇余地」だけでなく、アナリストが示す目標株価の高さもあります。

直近では、5月28日に米系大手証券が目標株価9,700円でレーティング「強気」を継続しています。

現在の株価が7,000円前後(6月中旬時点)であることを考えると、ここから3割近い上値余地があるという見立てです。

ただし、SBGの目標株価は情報源によってかなり幅がある点には注意が必要です。

  • 国内系中心の集計(みんかぶ):平均約7,005円(6/16時点)
  • 海外系を含む集計(moomoo):平均約11,446円、上限15,110円・下限8,800円

このように平均値が7,000円台から11,000円台まで割れるのは、SBGが事業会社ではなく投資会社であり、保有資産(OpenAI・ARMなど)の価値(NAV=純資産価値)の見積もりがアナリストによって大きく変わるためです。

つまり「正解の株価」は誰にも分からない。

それでも、強気のアナリストが9,700円~15,000円台という高い水準を示していること自体が、私にとっては保有を続ける材料の一つになっています。

もちろん、目標株価はあくまで予想であって保証ではありません。

OpenAIの上場の行方やAIブームの持続性次第で、下振れリスクも十分にあると理解した上で持っています。

逆風の中でも、自分のルール(+3σ未到達なら保有継続)に従う。

感情ではなくルールで動くことを徹底します。

6. 今日のザラ場で注目していること

この記事は**6月18日の朝(寄り付き前後)**に書いています。

今日のザラ場で、私が注目しているポイントは次の3つです。

  1. 日経は米国安を跳ね返せるか ―― 寄り付きはプラス気配でしたが、引けまでこの強さを保てるか。アメリカの「重力」に勝てるかどうかの試金石です。
  2. SBG(9984)と日経レバ(1570)の値動き ―― 1570が+3σに接近するなら一部利益確定も視野。逆に押すなら、ボリンジャーバンドのセンターライン(20日線)が買い場の目安です。
  3. ドル円が160円を明確に上抜けるか ―― 終値160.80円超、または161円タッチなら、FXの空売りは損切りルール発動です。

実際の売買結果・実現損益・FXの結末・日経の終値は、引け後に別記事でまとめます

7. 締め:FRBタカ派という逆風の中、相場観は維持

昨夜の米国市場は、強い消費とFRBのタカ派転換という、ハイテク株には厳しい組み合わせでした。

それでも私は、SBGと日経レバの保有を続けています。

+3σに届いていない以上、ルール上はまだ売る場面ではないこと、そしてSBGには米系証券の9,700円という高い目標株価が示す上値余地があると見ているからです。

FXの空売りは外れていますが、こちらは160円上抜け(終値160.80超 or 161円タッチ)という明確な撤退ラインを引いて管理します。

最後に問いを一つ。

日本市場は、アメリカの「重力」に勝てるのか。

円安と半導体という日本固有の追い風が、米国発の下落をどこまで相殺できるか。

今日のザラ場が、その試金石です。

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