はじめに
昨日(7/8)は暴落でした。
日経平均は-2.11%と大きく崩れ、ザラ場で慌てて損切りした投資家も多かったのではないかと思います。
私はというと、売るどころか日経レバを買い増ししました。
理由は、この暴落がホルムズ海峡を巡る米国とイランの関係悪化によるものだと考えたからです。
いつもの「TACO」(トランプ氏が威勢よく脅しても、結局大きな行動には出ない)があるだろうと信じて、大きく動かずじっとこらえました。
結果、時間外の米国市場では反転上昇。恐怖指数はやや高止まりしたものの、半導体・ナスダックは切り返しています。
この一連の流れを整理します。
7/8の市場サマリー
| 指標 | 終値 | 騰落 |
|---|---|---|
| 日経平均(7/8) | 66,819.05円 | -1,437.91円(-2.11%) |
| 日経平均先物(時間外) | 67,544円 | +725円(+1.09%)反発 |
| ダウ平均(8日・米国) | 52,348.39ドル | -576.76ドル(-1.09%)続落 |
| ナスダック(8日・米国) | 25,870.65 | +51.96(+0.20%)反発 |
| 半導体指数SOX | 12,574.97 | +2.23% |
| 恐怖指数VIX | 16.89 | +0.75(+4.65%) |
| 韓国KOSPI | 7,246.80 | -409.52(-5.35%)続落 |
暴落の理由:トランプ氏の発言で米イラン関係が再び緊迫
8日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比576ドル安の5万2348ドルで引けました。
きっかけは、米国とイランとの間の暫定的な停戦についてトランプ米大統領が「終わったと思う」と発言したことです。
リスクオフ(回避)のため株式を売る動きが優勢となりました。
さらに「イランに対して今夜、激しい攻撃を実施する」とトランプ氏が述べたことを受け、原油価格が急騰。
ダウ平均の下げ幅は一時855ドルに広がりました。
米原油指標のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近8月物は、一時1バレル76ドル台と2週間ぶりの高値を付けています。

売りが目立ったのは、エネルギー価格高騰で悪影響を受けるとみられる銘柄です。
ダウ平均の構成銘柄では塗料メーカーのシャーウィン・ウィリアムズ(-3%)や建築資材のホーム・デポ(-3%)などが下げました。
S&P500種株価指数も21ポイント安の7482と下落し、業種別ではエネルギー高の影響を受けやすい「素材」や「一般消費財」の下げが目立っています。
「今すぐ必要ではないが、生活を豊かにするために買うもの」を扱う企業が中心
- 自動車(トヨタ、GM、テスラなど)
- 小売り(アマゾン、ホームデポなど)
- 外食・娯楽(マクドナルド、ディズニーなど)
- ホテル・旅行関連
- アパレル・高級ブランド
原油価格上昇に伴うインフレ懸念から、米債券市場では10年物国債利回りが前日比+0.05%の4.597%をつける場面もあり、金利上昇が株式市場の重荷になった面もあります。
「TACO」の読み通り、売りは一巡して切り返す
ここからが今日のポイントです。
売りが一巡した後、ダウ平均は下げ渋りました。
米ミラー・タバコのチーフマーケットストラテジスト、マシュー・マリー氏は「投資家の多くは米国とイランが全面戦争に再び陥る可能性は低いと考えている」と述べています。
人工知能(AI)や半導体株はむしろ上昇し、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は51ポイント高の2万5870と反発。
主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前日比2%高でした。
ブロードコム株は5%上昇し、アップルと300億ドル(約4兆9000億円)規模の半導体調達契約を結んだことが好感されています。
エヌビディアやクアルコムなど、ほかの半導体株も連れ高となりました。
英キャピタル・エコノミクスのジョン・ヒギンズ氏は「大々的に戦闘が再開されない限り、今後数カ月は原油よりもAIのほうが株式市場に及ぼす影響が大きいだろう」とみています。
この見立ては、これまでの記事で書いてきた「AI・半導体一極の相場」という構図とも一致します。
私が「TACO」(トランプ氏は威勢よく脅すが、結局大きな行動には出ない)を信じて動かなかったのは、この読みと近いものでした。
実際、時間外の米国市場は反転上昇し、恐怖指数もその後は落ち着きを見せています。
私の売買:売らずに買い増し
昨日は日経レバを4回に分けて買い増ししました。
合計20株、東証とPTS(O・X)それぞれで7万2,600円〜7万3,690円のレンジで信用新規買いしています。
受渡日は7/10です。
| 市場 | 数量 | 約定単価 |
|---|---|---|
| 東証 | 5株 | 72,600円 |
| PTS(O) | 5株 | 73,690円 |
| PTS(X) | 5株 | 73,160円 |
| PTS(X) | 5株 | 73,670円 |
暴落の原因が地政学リスク(それも、これまでも威勢の良い発言だけで終わってきた経緯のあるもの)だと判断できたことが、売らずに買い増すという判断につながりました。



7/2・7/3・7/6・7/7と続けてきた「何もしない」「小さく動く」という姿勢の延長線上にある判断です。
気になる点:KOSPIの下落は続いている
時間外の米国市場が反転したこと自体は安心材料ですが、一点気になっているのはKOSPIです。
7/7に5回目のサーキットブレーカーを発動したばかりですが、7/8も-5.35%(7,246.80)とさらに下げています。
前回の記事で書いた通り、サムスン電子・SKハイニックスへの極端な集中という構造的なリスクは解消されていません。
日米の株式市場が落ち着きを取り戻しつつある一方で、韓国株だけがまだ下げ止まっていない状況は、引き続き注視する必要がありそうです。
余談:Netflixの「次のエピソード」ボタンの謎
相場とは関係のない話ですが、最近ちょっと気になっていることがあります。
Netflixでドラマを見終わったときに数秒間だけ出てくる「次のエピソード」ボタン。
なぜか押せたためしがありません。
クレジットが流れている間にタップしようとするのですが、反応しないことの方が多い気がします。
1.5倍速で見ているせいもあるかもしれません。
地味にストレスが溜まる瞬間です。同じ経験がある方、いませんか。



本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。信用取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。投資判断はご自身の責任において行ってください。








