はじめに
7月に入って早々、月初から手痛い実現損を出してしまいました。

今日はその記録と、相場全体で感じた違和感を正直に書いておきます。
結論から言うと、日経平均は-2.47%の大幅安でしたが、プライム市場の8割近くの銘柄はむしろ上昇していました。
指数だけを見て「今日は全面安だった」と判断するのは危険だと、身をもって実感した一日でした。
7/2の市場サマリー
| 指標 | 終値 | 騰落 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 68,733.15円 | -1,741.81円(-2.47%)/4日ぶり反落 |
| TOPIX | 4,014.98 | +3.48(+0.09%)/4日続伸 |
| JPXプライム150 | 1,679.13 | +3.24(+0.19%)/4日続伸 |
| プライム値上がり・値下がり | 値上がり1,215銘柄/値下がり314銘柄/横ばい29銘柄 | |
日経平均は前日比1,741円81銭安の6万8,733円15銭。
下げ幅は一時1,800円に迫りました。
一方でTOPIXは4日連続で上昇しています。
指数間でこれだけねじれた動きになったのは、下げの原因が特定のセクターに極端に偏っていたからです。
犯人は「半導体一極」の逆回転
前日1日の米国株式市場で、半導体関連が大幅安となりました。
ナスダック総合が-0.66%だったのに対し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は-6.27%という急落。
この流れが2日の東京市場にそのまま波及しました。
特に象徴的だったのがキオクシアです。
| 銘柄 | 騰落率 | 補足 |
|---|---|---|
| キオクシア(285A) | -13.47%(プライム値下がり率1位) | 一時-14.8%、7万5,000円まで下落。6/22の上場来高値11万2,700円から約3割安。信用倍率は6/26時点で27倍(前週12倍)に急上昇 |
| 東京エレクトロン・アドバンテスト | 大幅安 | 米SOX急落を受けた値がさ半導体への連想売り |
| フジクラ・イビデン | 売り優勢 | 半導体関連として同様に下落 |
キオクシアは25日移動平均を明確に下回り、いわゆる「三角もちあい」から下放れした形になっています。
松井証券のアナリストからは、13週移動平均にあたる6万円程度まで下落する余地があるとの指摘も出ていました。
一方で、個別には上昇銘柄も目立った
指数がこれだけ大きく崩れる一方、決算・ニュース材料で買われた銘柄もはっきり存在しました。
- ソニーグループ(6758)+2.46%:グループ子会社SIEが、PS向け新作ソフトを2028年1月からダウンロード版のみとし、ディスク販売を終了すると発表。採算改善期待で買われました。
- ドトール・日レスホールディングス(3087)+1.61%:傘下のドトールコーヒーが約1,200店で価格改定を発表。中東情勢悪化による原材料・物流費高騰を転嫁する形で、採算改善につながるとの見方から買いが入りました。
プライム市場全体では1,215銘柄が上昇し、314銘柄の下落を大きく上回っています。
「日経平均が大きく下がるわりに、個別株はむしろ上がっているものが多い」という、私が最近感じていた傾向が、今日はっきり数字で裏付けられた形です。
指数を押し下げていたのは、時価総額の大きい一部の半導体銘柄に過ぎませんでした。
半導体安なのに、SBGだけ大きな陽線
今日はもう一つ、印象的な値動きがありました。
私が保有するSBG(9984)です。
キオクシアをはじめ半導体関連が軒並み売られるなか、SBGは大きな陽線をつけて上昇しました。
これには明確な理由があります。
7/1、ソフトバンクはビジョン・ファンド2を通じてOpenAIへの追加出資100億ドルの完了を発表しました。
以前から発表していた300億ドル規模の追加投資計画の第2弾にあたるもので、最終の100億ドルは10月1日に完了予定です。
SBGは6/26に「OpenAIのIPO延期観測」を受けて一時14%超の急落、終値でも-12.53%と1日で時価総額5.6兆円が消失する暴落を経験していました。
その後6/29〜6/30も安値圏で推移し、6/30には5,711円まで売られています。
7/1に6,000円まで小反発したところに、この出資完了の発表が重なり、今日は続伸。
安値5,741円から高値6,266円まで切り返し、終値6,195円(前日比+195円、+3.25%)で引けました。
| 日付 | SBG株価の動き | 材料 |
|---|---|---|
| 6/26 | 6,226円(-12.53%) | OpenAI IPO延期観測で急落 |
| 6/29〜6/30 | 5,894円→5,963円(6/30安値5,711円) | 安値圏で推移 |
| 7/1 | 6,000円 | OpenAIへの追加出資100億ドル完了を発表 |
| 7/2(今日) | 終値6,195円(+195円、+3.25%)/高値6,266円 | 出資完了の好材料+自律反発 |
キオクシアや東京エレクトロンといった銘柄は、半導体そのものを作るメーカーなので、前日の米SOX指数-6.27%という業界全体のセンチメントに直結します。
一方でSBGは半導体メーカーではなく、OpenAIやArmへの投資を通じてAIの恩恵を受ける投資会社です。
今日は「投資が計画通り進捗している」という自社固有の好材料が出たことで、半導体セクター全体の地合いよりも自社のニュースフローが優先された形になりました。
6/26の急落から売り込まれていた反動も重なり、押し目買いが入りやすい水準だったことも背景にあります。
同じ「AI関連」というくくりで語られがちな銘柄でも、値動きの理由はそれぞれ別ものだと、今日改めて実感しました。
私の売買:昨日の高値買いを、今日大きく損切り
ここからは私自身の売買の記録です。正直に書きます。
昨日7/1、日経レバ(1570)の信用取引を複数回に分けて建て直し、平均取得単価はおよそ8万700円台でした。
今日、日経平均が大きく下落したところで一旦手仕舞い、77,110円で返売しています。
1株あたり3,000〜4,000円ほどの含み損が、そのまま実現損として確定した計算です。
そのあと「日足の中期スパンでは反発が近い」と考え、日経レバを150株、SBG(9984)を100株、新たに信用で買い直しました。
しかし反発は来ず、今日の時点では含み損を抱えたまま持ち越しとなっています。
| 銘柄 | 取引 | 株数/価格 |
|---|---|---|
| 日経レバ(1570) | 返売 | 170株 / 77,110円 |
| 日経レバ(1570) | 新規信用買い | 150株 / 77,290.4円 |
| SBG(9984) | 新規信用買い | 100株 / 6,241円 |
| 本日の実現損益(信用・税引前) | -641,616円 | |
反省:下げの「中身」を見ずに反発狙いをしたのが誤りだった
今振り返ると、判断の順序が良くなかったと思います。
「反発しそう」という感覚だけで日経レバを買い直す前に、今日の下げが半導体一極の連想売りによるものであり、指数の見た目ほど地合いが悪くないことに、もっと早く気づくべきでした。
プライムの8割が上昇していたという事実は、むしろ「日経レバのような指数連動型ではなく、個別の好材料株を見るべき局面だった」ことを示しています。
指数の下落幅だけを見て反射的に日経レバへ資金を投じたのは、今日の売買の反省点です。
月初から大きな実現損を出してしまいましたが、これも記録として残しておきます。
半導体の需給不安(信用倍率の急上昇)はまだ解消しておらず、しばらくはこの「指数と個別のねじれ」が続く可能性がありそうです。
本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。信用取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。投資判断はご自身の責任において行ってください。








