7月15日の東京株式市場は、日経平均が前日比1,008円高(+1.49%)の6万8751円で終えました。

前日の米IBM決算をきっかけに、AI関連株が買われて相場を牽引する一方、「AIに代替される側」の業種は売られるという、はっきりした優勝劣敗の一日。
指数は1000円高でも、私のコア銘柄であるソフトバンクグループ(9984)は逆行安という、なかなか痛いところを突かれる展開でした。
今日の私の取引と、そこで感じたことを正直に書いていきます。
CPI通過とIBMショック――米国発の2つの材料
今日の日本株を押し上げた土台は、大きく2つあります。
1つ目が、前日発表された6月の米消費者物価指数(CPI)。
市場予想を下回る内容で、7月FOMCでの利上げ観測が後退しました。
「米国の利上げ観測が後退し、投資家心理が持ち直した」という市場関係者のコメントも出ており、CPIの数字に安堵した参加者は多かったようです。
2つ目が、前日の米国市場でのIBMショック。IBMは4〜6月期決算で1株利益が市場予想に届かず、株価は20%超も急落しました。
顧客企業がAIインフラの設備投資を優先し、ソフトウエア支出を減らしているという内容です。
ここが今日の相場の面白いところで、このIBMショックが日本市場では「AI追い風」として解釈されました。
岩井コスモ証券のアナリストは「米IBMの決算はむしろAI需要が旺盛である証拠だった」とコメント。
顧客がIBMのソフトへの予算を絞り、メモリなどハードウエアのAI投資に振り向けたことは、AI全体にはむしろプラスと捉えられた、というわけです。
実際、半導体指数SOXは+2.54%、東証の日経半導体は+3.97%と、ハード側は堅調そのもの。
レーザーテック、イビデン、フジクラといった半導体関連が上昇率上位を占めました。
同じニュースでも「ソフトはダメ、ハードは買い」と綺麗に色分けされたのが今日の特徴です。
SBGは逆行安。心配していたことが的中
正直に書くと、昨晩の時点で私が心配していたのが、まさにこの点でした。
IBMショックはソフトウエア関連への売りに波及します。
「AI関連開発ではハードウエアのコストが重荷となり、ソフトウエア関連にマイナスに働く」との思惑から、ソフト関連株は下げが目立ちました。
日経平均採用銘柄の下落率ランキングを見ると、ソフトバンクグループは第9位(▲3.25%)。
指数が1,000円上げているのに、コア銘柄が3%以上下げているという逆行安です。
ARM連動という文脈もありますが、今日はそれ以上に「ソフトウエア関連」というくくりで売られた印象が強いです。
それでも私は、今日マネックス証券でSBGを6437円で100株買い増しました。
ソフト株売りの流れは短期的なもので、SBGの本質はOpenAI持分をはじめとする投資ポートフォリオにあると考えているからです。
下げたところを拾う、という自分の方針は崩していません。
今日の取引――利確と押し目買い
今日の私の売買を整理します。
利確した銘柄
| 銘柄(コード) | 証券会社 | 数量・単価 | 実現損益 |
|---|---|---|---|
| 日経レバETF(1570) | マネックス | 5株 @74,380円 | +12,975円 |
| ツルハHD(3391) | SBI | 100株 @2,299円 | +5,600円 |






新規に買った銘柄
| 銘柄(コード) | 証券会社 | 数量・単価 | 区分 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンクG(9984) | マネックス | 100株 @6,437円 | 現物 |
| 山岡家(3399) | SBI | 200株 @3,770円 | 現物 |
| 山岡家(3399) | SBI | 100株 @3,750円 | 信用 |
| 大王製紙(3880) | SBI | 200株 @958.3円 | 現物 |
| イオン(8267) | SBI | 200株 @1,377.8円 | 現物 |






日経レバとツルハで利益を確定しつつ、逆行安のSBGと、山岡家・大王製紙・イオンといった内需・ディフェンシブ寄りの銘柄を仕込む形になりました。
AI一辺倒の相場に対して、少しバランスを取りにいった格好です。
日経レバは「無理をしなくて正解」だった
今日の日経レバ(1570)は、午前に下げて後場に上昇するという値動きでした。
私はこの午前の下げで慌てて動くことはせず、後場の戻りで淡々と利確しました。
振り返ると、今日も結局「無理な取引をしなくて大丈夫だった」というのが実感です。
信用評価損益率は10日申し込み時点で▲4.95%と、約2カ月半ぶりの水準に悪化しています。
「連日の相場は乱高下が激しく、個人の買い余力が大幅に低下している」との指摘も出ているような地合いです。
これは・・・
「信用で買っている個人の多くが含み損を抱えていて、買い余力(追加で買う資金の余裕)が減っている=これ以上の株を買い支える力が弱まっている地合い」という意味合いです。だから相場が上げても、個人の追随買いが細っていて上値が重くなりやすい。
ということみたいです。
こういう時こそ、午前の下げに飛びつかず、規律を保つことが効いてくると感じています。
気になる時間外先物と、明日のTSMC決算
ただ、手放しでは喜べません。
今日1000円高の反動なのか、時間外の日経先物ミニは▲470円(▲0.68%)と下落しています。
ダウ先物も小幅安で、方向感は定まっていません。
そして明日16日には、半導体世界大手のTSMCの決算が控えています。
以前のようなAI関連一辺倒の買いの勢いは落ちており、AIラリーが再点火するかどうか、投資家は冷静に見極めているところです。
TSMC決算が起爆剤になるか、それとも冷や水になるか。
ここが当面の分岐点になりそうです。
私自身は、日経レバは日足のボリンジャーバンド+2σあたりまでは上昇していくと見ています。
今日の大陽線で流れは悪くありませんが、+2σは過熱ゾーンでもあるので、そこに近づいたら利確を意識する、というスタンスで臨むつもりです。
まとめ
今日は「CPI通過で安心感、IBMショックが逆説的にAI追い風、ただしソフト株は売られSBGは逆行安」という、一言では語りにくい相場でした。
指数の1000円高だけを見ていると気持ちよく感じますが、中身は優勝劣敗がはっきりしていて、コア銘柄が逆行安になることもある。
だからこそ、利確すべきものは利確し、下げたところは方針を持って拾う、という規律が大事だと改めて感じた一日でした。
明日のTSMC決算を見てから、また動きを整理したいと思います。
※本記事は個人の投資記録・感想であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。








