株式投資を8年やって人生を学んだ。こんなに苦労するとは思わなかった。まさに人生のようだった。

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この記事では株式投資をやった結果について書いていきます。

私の知り合いには、株式投資をやったら破門と家族に言われている方もいらっしゃいました。

先祖が株式投資に失敗したらしいです。


その方はおそらくとんでもないギャンブルのような取引をしてしまったのではないかと勝手に思っています。

あるいは信用取引をしてしまったのかもしれません。

現在でも株式投資に危険なイメージがある方は多いと思います。


実際やってみて決してリスクが低いわけでは無いことが分かりました。

  • 株式投資は誰でもできる
  • 成功している人もいるが失敗している人もたくさんいる
目次

株式投資を8年やった結果・・・

少しプラスになっています。

こんなに長年やって少しプラスかよ!と言いたくなります。

徹夜で麻雀をやって結局少し勝っただけ。

そんな感覚に似ています(麻雀知らない人すみません)

結果の詳細は・・・

楽天証券SBI証券(信用取引含む)
2017年-24,081-668,976
2018年取引なし-2,746,159
2019年+507,87-2,046,222
2020年+3,741,249+2,565,081
2021年-2,812,451-5,493,615
2022年-2,865,897-1,824,508
2023年+1,821,025+3,889,022
2024年+3,047,933+5,062,283
合計収支+3,415,650-1,263,094
総合収支+2,152,556円

SBI証券はほとんどの年でマイナスになってる・・・
よくもまぁこんなに大きい金額負けられるね。

以上の結果となりました。

楽天証券とSBI証券の収支を合わせたら

プラス2,152,556円です・・・。

こんなに長い年数やってきて

少ししか勝てていない。

お恥ずかしい限りです。

下手クソすぎます。

世の中の個人投資家たちは、まるで倍々ゲームのように

あるいは指数関数的に資産が増加している人もいるのに

自分は何をやっているのか。

くやしがっている人

投資を始めた頃は莫大な資産を生み出して

「FIRE」とかいうセミリタイアをして

悠々自適に暮らしている想像をしたこともありました。

それが今はどうでしょう?

このザマです・・

燃えていなくなってしまいたいくらいです。


悔やんでも悔やみ切れません。

ここで疑問なのはSBI証券のやたらと大きい負けです。

これには明確な原因があります。

それは信用取引をしていたことです。

  • 株式投資は長年やったからといって必ず増えていくわけでは無い(人による)。
  • 信用取引によって損失が大きくなることがある(私だけかも)。

信用取引は使いこなせなかった・・・

成長していく様子を植物をお金で表現している

信用取引を一言で言うと「証券会社からお金や株式を借りて取引ができる」ものです。

借金をしてやるような取引なので、金利というものが発生します。

SBI証券は年間の金利で2.8%となっています。

制度信用取引」と「一般信用取引」があります。

ここでは制度信用取引について話します。

制度信用取引について

株を信用取引で買ったとしても(売ったとしても)自分の手元にあるわけではなく

株はあくまで証券会社の名義になっています。そのため信用取引では株主優待はありません。

株を持っていることを買建玉(かいたてぎょく)というようです。


本当の現物で買った株ではなく、玉(ぎょく)という仮のものものを持っているというイメージです。

現物取引のようにずっと持っていることはできず、6ヶ月間の期限があります。

返さないと強制的に証券会社から手放され、権利を失います。

信用取引は株価が上がった時だけでなく

空売り(からうり)という株価が下がった時にも利益を出すことができます。


レバレッジについて

レバレッジという自分の持っているお金以上の取引ができるのが特徴です。

例えば・・・

100万円の現金を持っていると3倍300万円までの取引ができます。

ただし、「委託保証金維持率」というのを維持しなければなりません。

手持ちの現金が0円なのにお金を借りることはできません。

お金を借りるには信用と、ある程度の担保が必要になります。


その担保が委託保証金で、委託保証金維持率は20%以上を維持していないといけません。

先ほどの100万円の現金で300万円分の株を買う(買建玉)と

委託保証金維持率は約33%です(100万円÷300万円×100)。

しかし、300万円の株価がここから50万円のマイナスになり評価額が250万円になったとします。

この場合、委託保証金の方もマイナス50万円となります。

50万円の現金で300万円の株を持っている計算になります。

(評価損はマイナス50万円だが、計算される時には買った時の評価額、つまり300万円が適応となる)

単純計算で50万円÷300万円×100で約17%の委託保証金維持率となります。

信用取引で負けた場合の追証発生のしくみ

これでは20%以下の委託保証金維持率となってしまうので証券会社から

「恐ろしいお知らせ」が来ます。

いわゆる「追証(おいしょう)」というやつです。

追証について

実際に電話で言われるわけではなく

アプリ上に表示されます。

「⚪︎月⚪︎日までに不足している額を入金しないと取引できなくなりますよ」と。


あるいは「持っている株(建玉)を売る」方法もあります。

恐ろしいです(自分が悪いのですが)。これが少しの額であればいいのですが

無理な額の時もありました。

実際に入金が遅れてしまい

取引ができなくなったこともありました。

その場合は、きちんと入金して

こちらからオペレーター担当の方に電話をして

取引停止の解除をしてもらう必要があります。


とにかく信用取引は無理に買いすぎずに少しで押さえておくのが良いと思います。

そうすれば委託保証金維持率もある程度高いところで推移するので。

おまいう・・・


私はこの信用取引(信用買い)でやられました。

信用取引(信用買い)の良いところは、株価がどんどん上がっていくような上昇相場では最強です。

どんどん資産が増えていきます。

しかし、

株価がどんどん下がっていくような下落相場では大損します

大損しました。

悔しがっている男性

空売り(信用売り)というものにも挑戦しました。

株価が下がった時に差額で儲けるものです。

私が売り建てた株は見事に上がっていきました(笑)。

空売りの場合は怖くてずっと画面に張り付いて相場を見ているような状態じゃない限り

無理だと思いました。


「買い(現物)は家まで、売りは命まで」という格言があります。

現物取引で失敗して、資金を全て失っても0円で済みます。

空売りをしていて上昇してしまうと

終わりがないので、とんでもない損失を生み出すことになります。

0円ではなくマイナスの借金になってしまいます。


有名な投資家の方は現物取引(自分のお金だけで)のみやっている方が多い印象を受けます。

今回改めて現物取引の大切さを思い知らされました。

信用取引について

  • 信用取引は怖い(きちんとルールを決めてやっていれば怖く無いのかも)
  • 自分の持っている資金に対して3倍もの取引ができる(レバレッジという)
  • 委託保証金維持率を20%以上に維持しておかないと「追証」を食らう。
  • 信用買いができる(上がった時に儲かる)
  • 信用売りができる(株価が下がったときに儲かる)
  • 基本的には6ヶ月で権利を失う
  • 2.8%(年間)の金利がかかる(SBI証券)
  • 誰でもできるわけではなく、審査がある

証券会社はどこが良いのか

「楽天証券」と「SBI証券」の2択になると思います。

楽天証券の良いところ

  • 米国株もスマホの同じ画面で取引できる
  • どの端末でもメールでの追加認証ができればログインできる
  • 楽天銀行口座を持っていれば即時出金ができる

楽天証券の残念なところ

  • 銘柄検索するときに入力途中で候補が出てこない。
  • 一定の時間が過ぎると、株購入時に暗証番号を入力しなければならない
  • 一定の時間が過ぎると、スマホにログインする場合でもメール認証が必要
  • トレンドラインなどを自分で作成する時に使いにくい

SBI証券の良いところ

  • 銘柄検索する時に入力途中で候補が出てくる
  • 株購入時に暗証番号を入力する必要がない
  • メインのスマホでログインする場合に、メールでの認証をする必要がない。

  (顔認証のみ。PCログイン時はメール認証が必要)

  • トレンドラインなどを自分で作成する時に使いやすい

SBI証券の残念なところ

  • 米国株は別のアプリで確認する必要がある
  • ログインしたい端末(スマホ・タブレット)が複数ある場合、メインの端末のQRコードで認証しなければ取引出来ない。
  • SBI新生銀行口座がないと即時出金は出来ない

このようにSBI証券と楽天証券はお互いのメリット・デメリットを補っているような感じです。

株式投資はお金持ちに有利

お金持ちが勝つ市場だと思う


理由1:下がった時でも動じないから

株価が下がった時に買って買って買いまくれば、いずれは上がっていく傾向にあるので

最後にはプラスに転じると思います。


しかし、普通の人であれば下がった時に買いまくれません。

まだ底をつくのが先なんじゃないか?と不安になります。

底なんて誰にも分かりません。


普通の人は間違いなく資金が枯渇します。

しかし、大金持ちは違います。

買いまくれます。これが一般人との違いです。

株式投資は莫大な資金があれば勝てると思います。


理由2:上がった時でも動じないから

私は持ち株が上がった時に毎回思うことがあります。

「ここまで上がったんだから、そろそろ下がるだろう」

「少しでも利確(利益確定)しておくか」

こういう考えをしたことで最近失敗したことがあります。

7453の無印良品です。

移動平均乖離率が上がっていたので利確しました。

失敗しました・・・。

株価はみるみるうちに上昇して、現在も上がり続けています。



これが、大金持ちならどうでしょうか?

上がったからそろそろ利確しようかな?

とはならないはずです。


何も気にせず持っていて、いつの日か株のアプリを開いてみると

「あら、上がっている」ぐらいの感覚なのではないでしょうか。



理由3:配当金で生活ができるから

莫大な資産がある場合、配当金が充実している会社の株を下落時に買えば

インカムゲイン(配当金による利益)キャピタルゲイン(株価上昇による利益)も得ることができます。

夢のような形です。


以上のことから

資金が多いほど株式投資には向いていると思います。

お金持ちじゃなくても勝てるのか?

お金持ちじゃなくても勝つ人がたくさんいます。

それには様々は理由があると思います。


私は無理でしたが・・・


お金持ち以外で勝てるのは

  • 下がった時にタイミングの良いところで買える
  • 上昇相場の時にタイミング良く買える
  • 上昇したらタイミングの良いところで売れる

一般論はこんなところだと思います。

しかし、そんなに世の中うまくいきません(私だけかも)。

お金持ちうらやましい・・・

⚪︎⚪︎ショックのような暴落の時はどうすれば良い?

私は暴落の時に決めていることがあります。

①感情の無いロボットになる

今まで愛情を持って育ててきた株なので売るのがもったいなくなります。

明日になれば上がるのでは?

という淡い期待をしてしまいます。

暴落時にはこの感情が大きな損失につながる可能性が高いです。

そのため、「自分は感情のないロボットだ!」と思い込んで、損失は気にせず売ってしまいます。

目の前の資金が減っていくのは非常に苦しいです。

しかし、そのまま損切りせずに資金がどんどん減って何も無くなってしまうことの方が命取りになります。

②退場さえしなければなんとかなる

大きな損失は、例えるならば体の一部を失った感覚に似ています。

数百万円の負けは両脚を失ったような心理状態に近いです。

しかし、命まで取られずに生き残ることが大切です。

命をとられてしまうと何もできません。

ヤバい状況だった時ほど、こう思い込むようにしていました。

「命までは取られなかった(退場しなかった)生き残っているだけでなんて幸せなんだ」と。



生き残ってさえいれば、次につながります。

生き残っていると、結局は元の資産に近い状態に戻っていたりします。





③指数を確認する(コロナショックの時はVIX恐怖指数が84.5まで上昇)

それなりに指数は気にしています。

世界の株価というサイトで全体の値動きも気にしています(為替・商品なども)。

あまりにも多くの指標を気にしていてもワケがわからなくなります。


RSIは気にしている指標です(どれだけ売られているか、買われているか)。

移動平均乖離率も一応確認しています(買われすぎ、売られすぎをみる)。

しかし、これらはショックのような大きな値動きの時には当てにならないようです。

また、とてつもない上昇相場でも同様です。

暴落時にはVIX恐怖指数というものがとんでもない数値まで上昇しました。

普段は10〜20で推移していたものが新型コロナショック時には84.5まで上昇しています。

私も新型コロナショックの経験者です。

米国市場では何回もサーキットブレーカーが発動してビビり倒していました。

とてつもないショックの時には、VIX恐怖指数を見て80まで上昇するようであれば

全力買いをしたほうが良さそうです。

株式投資の勉強

よく聞くのは

ファンダメンタル分析テクニカル分析です。

ファンダメンタル分析は損益計算書や貸借対照表などの決算書や経済指標を見て判断するもの。

テクニカル分析は株のチャートを見て判断するもの。

どちらも勉強しましたが、ファンダメンタル分析は難しく一生の課題です。

覚えては忘れてを繰り返しています。

難しいので勉強し続けています。


「ファンダメンタル投資の教科書」が超有名です。


テクニカル分析はチャートを見続けて経験を重ねる必要があると思います。

購入した・購入したい銘柄のチャートをストーカーのように追い続けています。

その銘柄の値動きのクセを掴むことが大切です。


絶対ということはなく、思い通りにいかないことも多々あります(だからたくさん負けている)。

チャートは人間の心理状態なども影響しているようで、非常に興味深いです。

これまでの経験からの知見

株式投資を始めた頃は毎日のように株のチャートを見ていました。

有名な投資家の本などでよく見かけたのは

「毎日チェックする必要は無い」と書かれていることが多いように感じます。


8年以上経っている私はというと、毎日のように見ています。

見ない日はありません。

見た方が絶対に経験になり、自分なりの正攻法が見つかるはず

と思い込んでいます(あまり勝てないくせに)。

いろいろな株式投資の本を読んできましたが

そのまま活用している方法はありません。


結局は自分なりの成功体験を積んで、自分なりの正攻法をみつけていくのが

一番かなと思っています。


わたしがSBI証券と楽天証券の2つの会社で取引している理由の1つに

「株価が上昇した時に売ってしまい、その後も上昇し続けた時の失望感を抑制するため」という理由があります。

株価が上昇するとどうしても売って利益確定をしたくなります。


それを回避するための方法です。

全く同じ銘柄をSBI証券と楽天証券で買います。

どうしても上がった時に売りたくなるので、

すべて売ってしまわないように、SBI証券の方だけを売ります。

こうすることで、その後に上がってしまっても楽天証券で持っているので

「株価が上昇したから利益確定した。でもその後に上がり続けた・・・チックショー!」

ということが無くなります。


これは本には買いてありません。

株式投資という経験をして、自分の性格を知った上での方法です。


私がチャートを見続ける理由は

単純に好きなんだと思います。

チャートを見ていると面白いです。


どんなに業績が良くても、株価が上昇しないことがあるし

業績がよくても、決算時に将来の予測が厳しいと株価はものすごく下落するし

北朝鮮のミサイルが飛んだ最初の頃はそれだけで株価が下落して

何回もミサイルが飛ぶようになると反応しなくなったり

戦争が始まると株価が下落するけど、戦争が長引くと下落しなくなっているし

ワケがわからなすぎで面白いです。


全体を俯瞰で感じ取っておくことが大切だと思いました。

全体というのは個別株ではなく、日本ではなく、世界を知るということです。


経験から言えることは

人は未知のものに遭遇すると最初はビビって売りまくる。

それに慣れてくると売らなくなる。

そんな傾向にあるようです。


あとは

日本はアメリカの影響を受け過ぎる。

このことからも日本じゃなくてアメリカを知っておくことが非常に重要です。

トランプ大統領の発言に左右されすぎです。

アメリカの経済指標が悪いだけで日本株もとんでもなく下落します。


まとめると

  • 個別株のチャートを見続けることで自分なりの正攻法がみえてくるかも。
  • 世界を知っておいた方が良い(世界の株価もチェック)
  • 未知のものに対して市場はとてつもなく下落する。慣れてくるとそうでもない
  • 2つの証券会社で運用する方法もある

結局株式投資はやめた方が良い?

断然やった方が良いと思います。

まるで人生のようです。

辛いこともあり、嬉しいこともあり、大切なことは何かを考えて

経験を元に自分なりに試行錯誤して、成功に導いていくような感じです。


ただし、無理のない範囲でやるのが一番。

だいぶ無理して負けてるからね・・・

やったほうが良い理由

  • 月曜日が楽しみになる(相場が始まるから)
  • 勉強になる(色々なことに興味が湧いてくる)
  • 自分の資産を増やせる手段が1つ増える(成功すれば)
  • 精神が鍛えられる(ネガティブをポジティブに)
  • 挑戦することに恐れなくなる
  • 株主優待や配当金が少し助かる。もらえると嬉しい。
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